「鉄スクラップ市況は徐々に回復、需給タイト化の兆しも」 | 金属リサイクルのブログ

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「鉄スクラップ市況は徐々に回復、需給タイト化の兆しも」
足元の鉄スクラップ市況は、関東エリアでの物流網の回復・一部製鋼生産の再開を受けて、徐々に値を上げ始めている。
放射能等による影響は依然残るものの、全国的に鉄スクラップ発生数量が低水準である事や、西日本での代替生産等により、今後需給がタイト化する兆候もみられはじめている。
国内鉄スクラップに割安感が出始めている事もあり、海外からのオファーも回復傾向にある様子で、輸出ルートの再開が市況に与える影響も大きい。
ただし、依然長引く原発処理問題や、夏季に予想される関東・東北エリアでの電力不足は大きな懸念材料であり、今後も市況に大きな影響を与える事は必至である。
政府が原発の事故評価レベルを最大値7に引き上げた事は、大きな波紋や憶測を呼んでいるが、想定される悪材料を出し切ってしまえば復旧活動にも一定の弾みが出てくる事も事実であり、今後の情報発信にも目が離せない状況が続きます。
一方で先日ネット規制強化法案が閣議決定される等、政府の情報統制には気をつけなければなりません。
火事場泥棒的な法案提出には、心底腹が立ちますね。誰の為の法案でしょうか?