「ステンレススクラップ市況は総じて様子見」 | 金属リサイクルのブログ

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ステンレス ☁ 曇り 4月19日更新
「ステンレススクラップ市況は総じて様子見」
4月下旬のステンレススクラップ市況は、総じて様子見の状況。
東日本大震災の影響は関東・東北地域の産業に依然大きな影響を与え続けているものの、復旧に向けた動きも進み始めている。
ステンレススクラップについても、受け入れ先での放射線量チェックにより、放射能による汚染実態も徐々に明らかになってきている。
各事業所での受け入れ基準を明確にする事により、当初の風評被害はやや鎮静化する傾向にあるが、主に東北・関東地域のヤードでは線量を超えるケースも報告されており、当面は厳しいチェックが引き続き求められる状況。
一方で、震災の影響による各地での工場稼働率低下に伴い、市中へのスクラップ発生量も低下しており、今後ステンレススクラップについても需給面でのタイト化が予想される。
西日本での代替生産による増産も一部の業種では始まっている事を考えると、時期は不確定ですがステンレススクラップの価格ももう少し上がっても良いのでは?と考えるのは私だけでしょうか?