「アルミスクラップ価格は総じて様子見。あらぬ風評被害にご注意を。」 | 金属リサイクルのブログ

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アルミ ☁  曇り 3月25日更新
「アルミスクラップ価格は総じて様子見。あらぬ風評被害にご注意を。」
足元のアルミスクラップ市況は、東日本東北大震災の影響を受け全国的に様子見の状態が続いています。
海外相場は震災後の景気後退懸念から大きく値を下げてきましたが、今週に入り大きく値を戻しつつあります。
但し企業での生産活動は震災の影響を受け、下振れリスクが依然高くアルミ鋼材メーカーもスクラップの手当てには依然慎重な姿勢は変わらず、海外からの新塊手当ても一時保留といった様相です。
企業活動がある一定の回復を見せるようになると、国内の需給も急速に引き締まる可能性があると思いますが、当面はもう少し時間がかかりそうです。
また、原発被災による影響で海外の海運会社が東京への寄港を敬遠する動きが出始めている等、物流の根幹を揺るがすような報道も出始めています。
客観的に考えれば、”触らぬ神に祟り無し”と考えるのは至極当然だと思いますが、海外のこの反応は政府や東電の情報隠ぺい疑惑に端を発すものだと思います。
確かに政府や東電の現在の原発関連の報道は、あらぬ憶測を呼ぶような発表が多すぎですね。

こうなると我々が思っている以上に、あらぬ風評被害リスクの台頭には用心が必要ですね