地震による一時的な調整局面入りも、長期的には強気の見通しか | 金属リサイクルのブログ

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コバルト ☁ 曇り 3月24日更新
「地震による一時的な調整局面入りも、長期的には強気の見通しか」
海外コバルト相場は、東日本東北大震災の影響により、コバルト原料を消費する東北・関東圏内にあるリチウムイオン電池工場等が被災し、生産活動が一時的に滞っている状況等を受け反落・調整局面に。
一時的な調整局面との見通しも出ているものの、福島第一原発や計画停電が長期化すれば大きな生産障害リスクになる可能性も捨てきれない。
長期的には旺盛なリチウムイオン電池需要の追い風を受けてコバルト相場は安定・上昇傾向だと思われるが、今回の被災によりどの程度の期間コバルト原料の需給に影響が出てくるかに注目が集まる。
日本の主要産業であるハイブリッドカー・EVカーの電池生産拠点の一部が今回の震災により大きな影響を受けた事は否めず、政府の迅速なバックアップと中長期的な戦略が欠かせない。
現状の対応だけでは、この分野における国際競争力の低下にも大きな懸念が出てくるものと思われる。

金・銀・プラチナ 金・銀・プラチナ買取 ☁ → ☀ 曇り後晴れ 3月23日更新
「インフレヘッジで金・銀は強気」

昨日は福島・リビアともに大きな進展はなし。
インフレ懸念から来月にも利上げする可能性が高くなっている欧州で、英2月消費者物価指数が発表。前月比+4.4%と前月の+4.0%からインフレが加速していることが確認されました。これでユーロの利上げは避けられないでしょう。
リビア情勢を受けた原油の高騰も続いており、インフレはさらに進行します。そしてインフレリスクが高まれば、インフレヘッジとして貴金属が買われます。
現在、金1430ドル 銀36ドル半ばで停滞していますが、金1450ドル 銀38ドルをターゲットとして上抜いていく可能性が非常に高い状況です。
国内貴金属価格は、為替が81ドル付近と円高基調になっているため、上昇は一服していますが、もう一段の円高が進めば日銀の介入は勿論、再度G7での協調介入もあり得るとのことです。このあたりで円高基調が円安に転換することを期待します。