Stable Diffusionから考えるAIの未来 本当にヤバいのは3D生成? | スーパーオニオン アートでリアルでユーモラスなフィギュア

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2013年より主に美少女フィギュアを制作していたが、コロナ禍を機に作風を見つめ直し、2023年からはオリジナル作品<動物と人間を題材にした、少しユーモラスで寓意的なリアル系フィギュア>を創作。SNS、デザフェスなどのイベントで発表中。

Stable Diffusionの登場からAIお絵描きを特に注視してるけど、2次元美少女に対する原動力は凄まじい。

2D美少女イラストがとんでもないスピードで進化中です。

ここまで進化するとは昨年まで誰も(もちろん自分も)予想もしてなかったと思います。

一旦ブレークスルーが起こるとAIの進化のスピードはどんどん加速していく。

1900年代の人間もすごいスピードで色々なモノを発明したり、意識が変わっていったけど、休む必要のないAIはそれ以上のスピードで進化していくようです。

 

 Googleが開発している3D生成AIがもう一歩進んだ瞬間に美少女AI原型師が大量に発生しそうで、とても怖い((((;゚Д゚)))))))

イラスト業界では仕事がなくなると騒ぎになっているけど、個人的にはAIが3Dを生成する方がよほどヤバいことだと思ってます。

 

人力で1枚イラスト仕上げるのと1体3Dを仕上げるのでは、時間も労力も費用も圧倒的に3Dが上回ります。

元絵に寄せていく商業原型こそ圧倒的なAIのスピードには到底太刀打ちできないと思います。

またMMDなどアバター制作こそAIの独壇場になる可能性もあります。

基本的にT字ポーズで法則化され、ローポリゴン。メタバースなどで需要もかなり多くなります。

ハイポリで複雑なポーズのフィギュア原型よりも先にAIの波が押し寄せるかもしれません。

 

イラストはデザインや構図などの新しいアイディアのプレゼンをAIと較べて、それほどタイムロスなく出来るので、まだ活かせる可能性があります。

3Dは 誰も見たことがない斬新なデザインや複雑すぎて、立体にしないと分からないモノ、あるいはアート作品でない限り、もしかすると人力で作ることはなくなるのかも・・・。

 

AIの3D生成が本格化する頃には、2D生成で学んだAIの知識が加わり、あまり騒がれないかもしれませんが、職業としてはフリーの3D原型師やエンジニアの方がかなりヤバいかもしれないと思ってます。

 

これは塑像などのアナログ原型も同じで、木や石などの素材を活かせる彫刻などの分野でないと生き残りは難しくなるかもしれません。

 

とにかくこのスピードで進化していくと色々なところで価値観の崩壊が始まるのでは、と思ってます。

どんな形で現在の社会が変わっていくのか、想像するとワクワクもするし、恐ろしくもあり、今のイラストレーターさんの嘆きや不安、複雑な心境もよく分かります。

この文章を書くにあたって、色々と想像したら、悪夢を見ました笑。

 

もう少し使いやすくなったら、Stable Diffusionを自分も実際やってみるつもりですが・・。 

 

このAI革命がどういった方向に向かうのか、これからの未来を占う上でも注目してます。