SNSと表現 ~TWITTERを代理人に頼む理由~ | スーパーオニオン アートでリアルでユーモラスなフィギュア

スーパーオニオン アートでリアルでユーモラスなフィギュア

2013年より主に美少女フィギュアを制作していたが、コロナ禍を機に作風を見つめ直し、2023年からはオリジナル作品<動物と人間を題材にした、少しユーモラスで寓意的なリアル系フィギュア>を創作。SNS、デザフェスなどのイベントで発表中。

最近TWITTERにツイートしなくなりました。

コロナ禍になってからも、自分が作りたいものを探るために1年以上、TWITTERを離れていたことがあったのですが、今回もSNSを意識するあまり、自分で表現を抑制していることに気づいて、ちょっと離れていました。

 

制作中の新作「女神はビキニでやってくる」は気づく人は気づくと思いますが、台座は某国の地形になっています。

 

↓ヤドカリの前を見てもらうと貝殻しかありません。

 

↓最初に浮かんだ構図はヤドカリの前に銃弾があります。

 

この作品で世界平和を高らかに歌い上げたいとかどこかの国や人を批判したいとか個人的には思っていませんし、受け取り方は人それぞれに解釈してくれればいいと思っています。

 

ただ見る人によってはなんらかの政治的なメッセージとして受け取ってしまうんじゃないか?

 

気づかれないように銃弾はなくした方が良いんじゃないか?

 

苦しんでいる人がいるのにこんな笑顔の能天気な作品を作っちゃダメだろうと批判されるんじゃないか?

 

一家言持った人に絡まれたらメンドクサイからそもそもツイートするのはやめた方が良いんじゃないか?

 

などなど

頭の中で色々と考えてる自分がいました。

 

おかしなフィギュアを作っているので、SNSの評価をあまり気にしていないつもりでも、SNSをどこかで意識して、表現を躊躇したり、忖度するのはちょっとマズいな~と。

 

浮かんだ構図が世相を反映しちゃったりする時もあるので、そういう時は迎合しないように特に注意すべきだな~と思いました。

 

頭の中に構図がどんどん浮かんでいて、パンクしそうなのに、そんなことを考えてる時間も勿体ないですし・・・。

 

↓「医療崩壊」制作中

 

「SDGsなモビリティ~」制作中

 

 

 

 

 

 

また胸像以外は業者抜きをするつもりなので、ある程度、SNSで宣伝もしないといけません。あまり売れないと思っているので、自分で油彩の練習がてら塗りまくって、完成品として販売しようかなと思っています。

それでも売れなかったら、もう親類とか友人に押し売りするしかないかな~と思っています笑。3Dプリンタ出力品も考えましたが、塗る工程まで行くのが大変で、完成品を作るには不向きというのが業者抜きする理由です・・。

※追記

Sonic MINI8Kを試したところ、積層痕などがほとんど目立たなくなり、業者抜きしなくても良くなりました。もし販売する場合は3Dプリンタ出力品になります。ただし数体になる予定です。

 

というわけで、SNSも気にせず、余計なことも考えずに制作に打ち込めて、SNSも宣伝で活用するとなるともう代理人に頼むしかないんじゃないかと思っています。

 

今回のことでちょっと考えたのが、バンクシーは壁に描く違法性とかは置いておいて、覆面アーティストでなければ、ああいう表現は出来ないんじゃないかとか思ったりしました。

 

数千万円で絵を落札した瞬間に裁断したことがありましたが、もし日本で実名でやれば大炎上して、謝罪に追い込まれ、描き直して、購入者に渡すことになりそう笑。