WIP 11/13【共生シリーズ】NO.2 水鉄砲とブルドッグと私(仮題) | スーパーオニオン アートでリアルでユーモラスなフィギュア

スーパーオニオン アートでリアルでユーモラスなフィギュア

2013年より主に美少女フィギュアを制作していたが、コロナ禍を機に作風を見つめ直し、2023年からはオリジナル作品<動物と人間を題材にした、少しユーモラスで寓意的なリアル系フィギュア>を創作。SNS、デザフェスなどのイベントで発表中。

手は難しいね~。特に握り手とか抜けるように作って、

それが自然に見えるように辻褄を合わせるのが、すごく難しい。

アニメとかだとすごく滑らかな手なんだけど、実際はもっとゴツゴツしてる。

美しい手が記号化されてしまっていて、それが頭に焼き付いちゃってるから、

実際にはどうなんだか、分からなくなるんだよね~。

 

 

今は色々な部分がコレでいいのか?の繰り返し。

今まで作ってきた記号化されて、脳に焼きついてしまってる部分を見直してるけど、

なかなか抜けないんだな~、コレが。

 

胸像とかだと原材料や製作期間も短くて、リスクも少ないし、リアル系の取っ掛かりにはよいけど、本当に難しいのは、

全身のプロポーションとかバランスだと思う。

特に日本人とかアジア人のプロポーションはすごく難しい。

だから全身は必ず作った方がよいと思う。

自分は2次元ばかりを作ってきたから、いかにありえないバランスやプロポーションで全身の細かい部分を記号的に作ってきたか、よく分かる。

 

あと絵を描く大事さも分かってきたんだよね。

立体で上手く作れない部分は必ず絵も上手く描けない。

絵が上手く描けないものは立体も上手く作れない。

作れたとしてもどこかおかしい。

もしくはおかしい部分に気づいていないことが多い

相変わらず、デッサンらしきことは続けてるけど、最近は動きの方も勉強を始めてる。

あとは歪みが重要だとあらためて思ってるな~。

DAZとかで身体作ってたりする人をみると整ってはいるんだけど、ノッペリしていて、自分には濃密さがなく感じちゃうんだよね。

結局、その人だけに見えてたり、感じていたりする心地のよい違和感とか歪みが他人の感情を揺さぶる部分なんだと思う。

正しい部分って、印象に残らなかったりするんだよね。

フィギュアにそれを求めている人がどれだけいるかは分からないけども・・・。