幼児教育と保育を無償化や、低所得世帯の大学無償化が目玉。
しかし、私が大きく期待するところは、「リカレント教育」への支援拡充です。
リカレント教育とは、社会人になってから、大学で学んだりする事などを言いますが、本来の意味は「循環」です。
社会人となってから、必要となった学識を学び、またこれが社会人としての活動に生かされる。という循環です。
企業が人材教育にコストをかけなくなって久しいですが、それを補うものが必要です。
しかし、終業後や土日に大学に通うのはかなり大変ですし、会社の理解も十分とは言えません。
人材不足の問題が一層深刻化する状態で、労働者一人当たりができることを増やし、分業から高スキル保有者に集中して対価を払う事によって、効率化を図ろうという企業の動きもある中で、会社に頼らず、スキル向上を目指すための学習ができる環境の整備が必要になってきます。
そのために公的なリカレント教育支援が、役立つならば、こんなに素晴らしい話はないと思います。
また、「返済が不要な給付型奨学金の拡充」も、ぜひ広く大きく拡充して頂きたい。
というのも、企業に就職してから、奨学金の返済に苦しむ人が、あまりにも多いからです。
返済滞納者が33万人。30歳代になっても、返済を続いているため結婚もできず、滞納が心配で転職もできないという話をほんとうに多く聞きます。
こんな若者の手足を縛る借金をしてまで、大学に通う意味があるのか?と私は思いますが、しかし、若い人の学ぼうとする意思を支援するのは、まさに未来への投資です。
大学で人づくりができるか?
企業は、平均的なスキルを多く求める現状から、深く広いスキルを持つ、資産性の高い人材に支出を集中させていきます。
そして、平均的なスキルの部分は、積極的にA.Iに置き換えていきます。
そのような未来が迫る中で、日本全国にある、「多すぎる」大学は、何を教えるのでしょうか。
私は、キャンパスを持たない、生涯学習型の大学、つまりネット・キャンパス型の大学の需要が高まると思います。
大学の持つ専門教育を、全てネットで受講できるようにし、これに対して、公的な履修証明を、政府が後押しするというのはどうでしょう?
例えば、月額1万円以内で通える大学(もちろん、通う必要はない)などは、リカレントに適した大学だと思います。
企業もこうした履修証明に対して、手当を付けるなどして、幅広い専門性を取り入れようとすると思います。
何れにしても、大学だけでなく、企業とともに人づくりを行うような流れになるのではないでしょうか。