休日、部屋の中の不要な物を整理した。
その中から嫁さんが所有してた古すぎる一冊の百科事典…
国民常識百科事典…?
へぇ、こんな百科事典を持ってたのか???
この百科事典は昭和36年に発行されてるが、さすがにオレはまだ生まれてないね。
果たして嫁さんの父親、祖父のどちらの世代が購入した本なんだろうか?
捨てる前にパラパラ巡ってたら、プロレスの項目で目が止まった。
( プロレスとはどんなものか )
『プロ-レスリングはアマチュアのように技術をあらそうきれいな試合をみせるものではない。人間には不可能のことを見ようとする心理があり、そこにそれを満足させようとして冒険的な勝負ごとの見世物ができてくる。プロレスはそのような人間の満足させるためにはじめたものであり、命のやり取りという危険なものであるが、そこには一定のルールがあり見物は安心しておれるものがプロレスである。
プロレスはアマチュア-レスリングのフリースタイルを極度に制限の少ないものとし、ときに反則を承知でおこない、みていてぞっとするような死闘をくりひろげることもある。またそうすることにより、プロレスはますますさかんになってくるのである。』と書かれていた。
そして当時のプロレス技の代表的な必殺技が力道山の写真入りで紹介されてた。
なんと、空手チョップではなく、
飛行機投げ!!!
今でいうエアプレーンスピンが当時の代表的な必殺技だったのか!?
写真を見る限りはボディスラム(抱え投げ)にも見えるけどな…
とにかく国民の常識として覚えておく必殺技だったのが飛行機投げだったのね(笑)?
百科事典におけるプロレスの定義に関しては、それぞれの時代のプロレスファンがそれぞれに解釈して頂きたい。
それにしても現在の進化し過ぎた(?)、プロレスを当時の人が観たら、どう思うのか知りたいものだ。
今やプロレス技は相撲の四十八手どころじゃないしね。
📖
その他に政治、法律、外交、経済、社会保障、教育、科学、医学、哲学、宗教、美術、音楽、映画と演劇等のことが詳しく解説されてるが、笑ってしまった広目が現代人のエチケットだ!
なんと、
百科事典には恋の告白場所まで記載されているではないか!?
「おたがいにおちついて」って…(爆)!!!
オレの時代なんて、恋愛の指南書はプレイボーイやら平凡パンチ、スコラ、GORO等で学んだようなものだがな。(ガハハハ…?)
その他に健康長寿の秘訣について読むと、既に人生100年が常道だと書かれてるではないか(驚)!?
人間は50才にならなければ血気がまだ定まらず知恵もまだ開けず、古今のことにうとく、世情に通せず、言うことも誤りが多く、人生の道理も楽しみも十分にわきまえない…つまり、この本には長生きして人生の醍醐味を味わなければ損だと書かれているのだ!
具体的な長生きする方法のほとんどが、腹八分とか、ごく当たり前な事柄が長々と書かれているのだが、現代人は(オレも含む。)この当たり前な生活がなかなか出来ないんだよなぁ…(汗)?
いゃあ、それにしても人生の全てが書かれてるこんな百科事典、捨てたらバチが当たるんじゃないか?
一部、バリバリと破れているが、我が家の家宝として残して置こう(笑)。