ふぅ・・・、じゃあ、どこにいるかな。


  自分のクラス(A組)


   TERUのクラス(B組)


  ニア 生徒会室


      女子トイレ


TERUは生徒会のメンバーだから、生徒会室にいてもおかしくはないな。


確かこの階の下だった気がする、行ってみるか。


――――――――――――――


・・・ここか。


扉の横には厳格な文字で『生徒会本部』と書かれた看板がかかっている。


ちなみに他校舎にあるのは支部だ。


初めてではないけど、やっぱ入るに憚れるなぁ。


まぁ、仕方がない、他ではないshibaの頼みだ。


聞かざるをえん。


ようやく扉の前に立ち、一呼吸置いてノックを二回。


すると中から、聞き覚えのある声が聞こえてきた。


「何のようだい?」


「あ、すみません、TERUさんに用事があってきたんですけど・・・」


そういうと、中から扉が開いた。


「・・・、失礼します」


中に入ると、部屋の中にはあの男、否、漢がいた。


「よかったのか?ほいほい入ってきちまって・・・」


あ・・・、味付海苔だ・・・と・・・。


「見ての通りここにはTERUはいないぜ?」


そういいながら、味は自分の制服のネクタイに手をかけた。


や、やばい・・・、早くここから出ないと。


「じゃ、じゃあ失礼します、・・・!」


部屋から出ようと後ろに下がると、さっきまで開いていた扉がいつの間にか閉まっていた。


「まぁ、せっかくきたんだから、どうだ


  や  ら  な  い  か  」


だ、誰か助けてくッアーーーーーー!!



―DEAD END―


Continue?





ふぅ・・・、じゃあ、どこにいるかな。


  自分のクラス(A組)


   TERUのクラス(B組)


    生徒会室


   ニア 女子トイレ



うん、女子トイレにいるかもしれないな、食後だし。


とりあえず、この校舎全ての女子トイレにいてみるか・・・。


・・・・・・、て、待てい。


俺よ正気を保て。


女子トイレに入るとか、気が狂ってもせんわ。


この選択肢にした奴マジキチ。



ふぅ・・・、じゃあ、どこにいるかな。


ニア 自分のクラス(A組)


   TERUのクラス(B組)



    生徒会室



     女子トイレ


――――――――――――――


・・・、冷静になって考えてみたら隣の教室にいることなんてあまりないわな。


どうかしてたんだろうか、まぁ、聞き込みでもすればいいんじゃないかな。


とりあえず、麺類の素晴らしさを他の生徒に語っている新星に声をかけてみた。


「おい、今いいところなんだからじゃなすんな」


・・・、だめだ・・・、こいつ早く何とかしないと・・・。


結局有効な情報は得られなかった。


――――――――――――――


ふぅ・・・、じゃあ、どこにいるかな。


  自分のクラス(A組)



 ニア TERUのクラス(B組)



    生徒会室


 女子トイレ


うん、本命はここだよな、早速いくか。


――――――――――――――


B組の扉の前に立つと、隣のA組の馬鹿騒ぎがあほらしく思えてくるぐらいに静かだった。


ちょっと入るのには抵抗があるが・・・、仕方がない。


意を決して扉を開けると、B組の生徒の視線が一斉に俺を刺した。


い、いたいですっ。


その視線の中の一つに、TERUはいた。


自分の席に着き、机の上に何かのノートを開いていた。


全員の視線が俺から外れると、金縛りが解けたように、体が楽になる。


なんだってんだ・・・。


それはおいといて、TERUのところに向った。


「・・・、なによ」


俺に視線を向けず、ただノートの方に目をやり、何かを書いていた。


「なにやら、shibaが呼んでいるんですけど・・・」


「いやだ」


即答。


「そ、そこをなんとか・・・」


「私に用があるならあんたが来なさいよ、って言っておいて」


予想通りの言葉だな・・・。


どうしよう、俺の仕事って言っても・・・。


「頼むよ、俺の頼みでもあるんだからさ・・・」


俺がそういうと、TERUは手の動きを止めた。


「・・・、あ、あんたの頼みって言うんだったら言ってあげてもいいけど・・・」


ん、何ていったんだ、ぼそぼそ言っててわからんかったが。


「え?ごめん聞き取れんかった」


「だーかーら!」


と急に立ち上がり、俺に視線を合わせてきた。


「行ってやるって言ってんのよ!shibaはどこにいるの!?」


「と、図書室です・・・。」


あまりの勢いにすこしびびったが、何とか向ってくれたようだ。


再びB組生徒の視線が痛くなったので、そそくさと出ることにした。


―――――――――――――――


「今日もお疲れ様でした、明日も休まず来てください。


 それと先生は鬼畜ちゃうねん!もういい!さようなら!」


さよーならー。


遅刻魔先生の突然きれるのは何とかならんのか。


shibaを見ると苦笑いしていた。


するとshibaもこちらに気付いたようで、目があった。


ドキリとして、慌てて目をそらしたが、遅かったようで、shibaはこちらに向ってきている。


「眉毛、帰るぞ」


ひぃ!すみません!


「・・・なんだ、どうしたんだ?いいから帰るぞ」


shibaは不思議そうに俺を見てから、先に歩き始めた。


何か言われると思ってびびったが、何もないのもびびる。


昇降口まで行くと、雨はぱらついているが降っていた。


どうしたものか・・・。


「さて眉毛、どうやって帰る?バスが来るまでだいぶあるけど・・・」


うーん、どうしよう。


ニア 歩いて帰る


    バスが来るまで待つ


     とりあえずトイレに行く


      ふざけるな!人殺しと一緒に帰れるか!俺は自転車で帰る!




選択はフリーダム。



曹皇后強かったね。


さすが曹操の娘。


ちょうひも強かったよ。









八月も終わりますね。


やってられんね。



んじゃまた。

さて、飯も食ったし、暇だし、どうしよっかな。


   教室ではしゃぐ


 ニア 図書室に行く


     適当にぶらつく


      トイレに行く


・・・うん、雨降ってるし、たまにはインテリぶって図書室に行くのも悪くはないよね。


一回だけならあったことあるから、多分覚えている。


幸い、この学園は、図書室がどの校舎にも備わっているので、特に移動する必要もない。


隣の校舎とかだったら、往復で休み時間が潰れちまうからな。


ちなみに、図書室においてある図書がすべて同じとは限らない。


その校舎のところにしかない図書も少なくはない。


確か、この校舎の最上階に図書室はあった気がする。


よし、じゃあさっさと行くか。


テクテク。


―――――――――――――――――


お、あったあった。


実質、この階は図書室、司書室、書庫、それとトイレしかないので、この階に来る人はそれ目当てしかないだろう。


特にトイレにいたっては、めったに使われないだろうよ。


・・・、なんか寒気がした。


異様な荘厳とした空気がこの階には漂っていた。


・・・、さて、入るか。


恐る恐る扉を開けると、ほのかにかおる紙の香りが俺の鼻腔をついた。


図書室に設けられている椅子と机には、俺と同じ考えの人が多いのだろうか、想像以上の人数が着いていた。


うん、相変わらず無駄に広い。


図書の量も中々で、ここの学園全ての図書室の図書を足すと、その辺にある図書館なんてのは相手にはならないだろう。


この学園は何の目的でここまでにしたのかは、いまいち不明だ。


ともかく、空いている席はあまり見受けられないし、どうしようかとあたふたしていると、見慣れた顔があった。


よっ。


と、いった感じに俺に目を合わせ片手を軽く挙げた。


shibaとどくろだった。


と言うか、この組み合わせは中々珍しい。


とりあえず近くまで行ってみることにした。


「眉毛がここに来るとは、珍しいな」


shibaは手に持っている本の方に目をやりながらそういった。


「雨も降ってるし、暇だったんで。


 何、shibaとどくろは図書室によく来るの?」


と言うか、お前の組み合わせの方が珍しいよ、と、言いたかった。


「よくとは言わないが、たまに来るぞ、暇なときとか」とshiba。


「俺は本は買う派だから今日で三回目ぐらいかな」と、どくろ。


へー、とか思っていると、shibaはおもむろに持っていた本を閉じ、俺のほうに顔を向けた。


「そうだ眉毛、どうせ暇なら、ここにTERUを呼んでくれないか?ちょっと私事だけど」


えー、でも、絶対、『私に用があるならあんたが来なさいよ!』とか言うだろうしなぁ。


「まぁまぁ、そこはお前の仕事だ、頼むよ」


う、うーん、確かに暇だから断る要素は特にないなぁ・・・。


「じゃあさ、TERUがどこにいるかはわかる?」


「いや、知らん」


・・・・・・、そうですか。


――――――――――――――――


ふぅ・・・、じゃあ、どこにいるかな。


ニア 自分のクラス(A組)


   TERUのクラス(B組)


    生徒会室


     女子トイレ








選択はフリーダム。



明日はなんかOB会っていうて、OBが集まるんやて。


デーモンに久々にあうね。


おおこわいこわい。




三国志大戦ネタをわかる奴が少なすぎて困る。


みんな、やろうぜ!三国志大戦!



そんな自分は魏の民です。


ときどく群雄になったり、呉になったり、蜀になったり。


漢はこの前曹皇后引いたからつかうかもしれん。


天啓バラ→離間魏武→なんかわけのわからん柵弓→破滅陥陣営→低迷期


→魏武地勢→地勢乱れ→魏武地勢→地勢乱れ→魏武神速行


に落ち着いてますね。


魏武神速行になってからは勝率七割とかじゃないんですか。


それでも、七品。


この前英知に負けて、昇格失敗。


悔しい。




んじゃ、また。

さて、飯も食ったし、暇だし、どうしよっかな。


   教室ではしゃぐ


    図書室に行く


     適当にぶらつく


    ニア トイレに行く


ちょっと、お茶飲みすぎたし、用でも足しに行くか。


トイレは教室を二つまたいだ向こうだ。


この学園のトイレの数はいくつなんだろう。


こんだけ広いんじゃ、トイレの数も半端じゃないだろうし。


もういっそ、学園なんてやめて、この土地の広さを使って何かの施設にすればいいのに。


・・・、すればいいのに!


―――――――――――――――――


そういえば、一回だけここのトイレの個室に入ったことがあるが。


異様に個室の広さがおかしい。


おかしい、と言うか広い。


誰の意思かは知らんが、何か出来そうなぐらい広い。


話によると、男子便所だけだそうだから余計怖い。


おお、こわいこわい。


今回はそっちじゃないから、あまり関係ないけど。


――――――――――――――――――


・・・・・・、ふぅ・・・・・・・・・。


さて、教室に戻るか、と制服のズボンのチャックを上げようとしたとき、ふと、背後に異様なオーラを感じた。


なんだ、この異常なまでに恐ろしいオーラは・・・!


か、体が、う、うごかな・・・。


「よかったのか、ほいほいついてきちまって」


な・・・、に・・・、別にお前についてきたわけじゃ・・・。


「まぁ、ここじゃなんだ、個室の方で


や ら な い か」


ひぃっ!や、やめろ・・・。


やめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろ


アッー!!!!!!!!!!!!


―DEAD END―


Continue?




いい加減この流れも飽きてきたよね。


法事の話については、ここでもしません。


あまりにもひどかった。




さて、夏季長期休暇もあと少しだね。


めんどくさ。



特にこれといったニュースはない。


だから。


以上。



んじゃまた。

その日は朝から雨が降っていた。


いつもは自転車をぶっ飛ばして学園まで行くのだが、雨が降っていてはそうはいかない。


仕方なく味気のない透明のビニール傘を片手に、いつもの登校時間より早く家を出た。


外を見るとそこまで雨は強くない。


傘ってもんは中々不便で、最低限といえるぐらいの領域でしか雨から守ってくれない。


歩いていれば足だって傘の領域からでることだってあるし、カバンをかけていればカバンも濡れるだろう。


その分、大して降っていないのは不幸中の幸いといえるだろう。


学園には、直行のバスが通っているので、最寄のバス停まで歩くことにした。


そこまではたいした距離じゃないので、数分もせずバス停に着いた。


バスが来る時間は、覚えていればあと五分もしない。


バス停のところの屋根の下には、先客が数名いた。


そのうちの2、3人は自転車で来るときに良く見る顔で、バス通学者だろう。


それ以外は、恐らく俺と同じような状況下のものだろう。


その中の一人は、傘を持っていなかったのだろうか、持っていたタオルで、しっとり濡れている髪をタオルで拭いていた。


制服の白さが肌の色に良く映える奴、新星だった。


「傘ぐらい持ってろよ・・・」


俺がそういうと、新星はタオルで出来た隙間から俺に目を合わせてきた。


「ん、眉毛か、いやな、傘って学校に置いとくものだろ?だから学校にあるんだよ」


いや、だろ?とかいわれても知らんし、そもそも違うだろう。


「まぁ、俺の中でのルールだから仕方がないといえば仕方がない」


今すぐそのルールは捨てた方がいいと思うが。


「そしたら、もし学校にいて帰るときに雨が降り出したらどうすんだよ」


折り畳み傘って知ってるか?


「知っとるわ、なめてんのか。でも、折り畳み傘小さいから嫌いなんだよね」


なら一生そうして濡れてろよ。


「まぁ、水に滴るうほっいい男とも言うしな、これはこれで」


なんか余計だ・・・。


そうこうしている内にバスが来た。


バスには見慣れた制服がいつもあって、ギリギリ座れるぐらいの乗員数だった。


俺と新星は一番後ろが空いていたので、そこに二人で座った。


俺は手前から見て左側、新星は右側に座ったので、ちょっとした占領状態だった。


―――――――――――――――――――


「ん、新星と眉毛か、なんか後ろがすいてると持ったらお前らがいるからか」


shibaが黒い高そうな傘を持ってバスに乗ってきた。


その言い方はなんか俺らが学園の生徒に嫌われているような言い分だな。


「ははは、冗談だ、空いているなら座るぞ」


そういってshibaは俺と新星の間に、よいしょ、と言いながら座った。


そう言えば、shibaっていつもバスなのかな。


「違うぞ、それは違う。いつもは優雅に日傘を差しながら登校している」


へぇ、優雅かどうかは知らんが。


「優雅だ、私が言うから優雅なんだ」


なんかやたらと優雅にこだわっていた。


『優雅って眉毛のこと?』


うるせー、神様は黙ってろ。


―――――――――――――――――――――――


「おー、見慣れた顔だー」


「そこ、空いてるから座っていいかな?」


コバルトとエタブレが一緒に乗車してきた。


手元を見ると、傘は一本しかなかったので、そういうことなのだろう。


俺と新星は適当に返事をし、二人は「ありがとー」と、お礼を言った。


真ん中で偉そうに足を組み座っていたshibaは少しムスッとしていたが、二人を渋々受け入れた。


shibaがどうしても真ん中を譲らないので、コバルトは新星のほうへ、エタブレは俺のほうに座った。


大体、一番後ろの席は五人で座るように出来てるの思うので、最初に比べると少し狭い気がした。


と、言うより実際狭い、しかも隣はエタブレと言えども女の子だ。


新星だったら安心できるが、なんか今になって体臭とか気にし始めてしまった。


しかし、今それをカバーしようとしたところで逆に不自然だ、ここはもう、それがないことを祈って、学園に着くのを待った。


―――――――――――――――――――――


バスの中が、立っている生徒が多くなってきたこと、ようやくバスは学園の敷地の中に入った。


3年から順番に校舎の方につくので、2年の俺たちは次で降りるということになる。


俺の右側の方では女子たちがなんか色々しゃべっていたが、妙に緊張してしまって、何を話していたかはわからなかった。


3年生を降ろし終わると、バスは2年の校舎の方へ向かった。


ようやくこの妙な緊張から開放されると思うと、変な余裕が生まれてきて、右側の会話が耳に入ってくるようになった。


「今日の英語の小テストってさぁ、結構面倒くさくない?」


ん、コバルトの言葉に疑問が生まれる、英語?小テスト?


自分の右側にいるエタブレに尋ねることにした。


「え?聞いてなかった?授業終了前に先生言ってたけど」


授業終了前・・・?確か・・・。


――――――――――――――――


「んじゃあ、次の時間この見開き二ページの分、小テストするからなー、しっかり勉強しろよー」


・・・、・・・、Zzz・・・、Zzz・・・、Zzz・・・。


――――――――――――――――


寝てました・・・、エタブレどの辺で何が出るんだ・・・、教えてくれ・・・。


「えー、私に聞くんだったらshibaに聞きなよぉ」


んー、それもそうだな、教えてくれそうにないけど。


「はぁ?自分で何とかしろよ、面倒くさい」


ほらな。


俺はコバルトのほうへ目をやった、多分このとき、俺は泣きそうな目をしていたと思う。


コバルトは、申し訳なさそうに、微笑んで、「ごめん・・・」といった。


聞くな、と言いたいのだろうよ、ここはもう、頼みの綱の新星だ。


「新星、話は聞いていただろう、頼むよ。


人間三人向こうの新星にそういうと、新星は会話のないような聞いていたようで。


うん、聞いてはいたんだろうよ、でも。


「あのなぁ、眉毛。俺が事前にそれに備えてくるような人間に見えようか、いや見えまい」


反語で一蹴された、うん、わかっていたよ、なんとなく。


これはもうどうしようもない、エタブレも新星と同じようなものだろうから、本当にどうしようもない。


味さんに頼むと、見返りとして失う物の方が怖いから聞けないし。


どくろは、俺と同じようなものだろうし。


TERUは別のクラスで。


Noelは・・・、論外だ。


これは本当にどうにかするしかないな・・・。


バスを降り、急ぎ足で教室に向かうと、教室内も同じような話があったので、聞き耳を立てて、該当部分を確認できた。


あとは、短期間で記憶するだけだな。


―――――――――――――――――


ちなみに、Noelは遅刻してきた。


―――――――――――――――――


テストは4限目にあったので、時間はそこそこにあった。


まぁ、大して難しい問題じゃなかったので、割と出来たと思う。


教師が終了の合図をし、回収するように呼びかけたとき、目の端に移ったNoelとドクロの表情は呆然としていた。


―――――――――――――――――


昼休みになると、教室の中は、購買に向った生徒以外の生徒しか居らず、割とすいていた。


俺はというと、母親が作ってくれた弁当を持ってきているので、その心配はない。


両親は仕事の関係で海外に行ったりはしていないので心配はない。


右隣の新星の様子を見ると、なにやら馬鹿でかい水筒からそうめんを出して豪快にすすっていた。


「なんでそうめん?」


「いやさ、そうめんおいしいじゃんか、そろそろ夏だし」


確かに、この雨は梅雨の始まりとかニュースでなんとか。


購買で飲み物を買ってきたshibaたちが戻ってくると、案の定同じようなことを言われていた。


なにやら、新星は猫舌なので、勢いよく食べれる麺類は貴重らしい。


『うどんは好きだけど、熱いから困る。だけどそうめんは火傷とか絶対しない、話のわかる奴だ』


とか言ってた。


気持ちのわからんこともない。


――――――――――――――――――――


さて、飯も食ったし、暇だし、どうしよっかな。


ニア 教室ではしゃぐ


    図書室に行く


     適当にぶらつく


      トイレに行く






選択はフリーダム。


選ぶ人いないと思うけど。




前回の歌詞のタイトルは「」とかいて「スペース」と読みます。



明日から法事らしいので知らない親戚たちに顔を出しに行きます。


ハトコとかいたらまだ救われるんだけどな。


男ばっかりだったら死のう。


でも、逆に女ばっかりでもいやだな。


年上ばっかりでも嫌だな。


まぁ、あんまり話さないから大丈夫だろうな。





関策氏ね。




んじゃまた。

さて、次はどこに行こうか。


  中庭


   屋上


ニア  体育館


体育館、何かやっていたような気がするなぁ。


多分面白そうなことなので、取り敢えず行ってみることにした。


――――――――――――――


当然、体育館と言うものは校舎からは離れている。


そもそもこの学園はありえないくらい広い。


某夢の国ぐらいあるかもしれない。


いや、それよりもある自信もある。


でも入場者と退場者が合わないことはないはずだ、たぶん。


そもそも、校舎間の距離が1㌔もあるのってどうなのよ。


時々緊急時に、単車で移動している教師も見たことがある。


まぁ、だからこそ、学園祭の規模は全国に見てもトップクラスだろう。


部活の出し物では人力車とかやってる部活もある。


そっちの方が儲けにもなったりならなかったり。


訂正、体育館と言うものは校舎からはかなり離れている。


学園祭時に特別に出ている移動用バスが偶然止まっていたので乗ることにした。


もちろん、行き先は体育館、第一ね。


――――――――――――――――


数分バスの中で揺られながらいると、体育館の前についた。


俺と目的は同じだろう、体育館で降りる人はたくさんいた。


バスを降りると、体育館の方から微かに音が漏れてくる、それと同時に思い出した。


あぁ、バンドの演奏があったんだなぁ。


学園祭といえばお決まりと言えばお決まりか。


体育館の扉を開けると、激しいギターとドラムの音が耳を貫いた。


ちょうど今はこの学園の軽音楽部の演奏をやっていた。


ちなみに、この学園、そこそこ部活動には力を入れている。


数ならば、ものすごいある。


他のところなら間違いなく同好会程度のものが部活動として機能していたり。


まぁ、人数が多いからってのもあるけど。


野球部とか今年はかなり強いらしい、


弓道・・・?知らん。


どうでもいいことだったな。


用意された座席は全て人で埋め尽くされたいたので、仕方がなく、たって聴くことにした。


ステージを見ると、ちょうど演奏が終わったところで、ボーカルの女の子が武道館がどうのこうの言っていた。


しばらくするとセルフアンコールが行われていた。


うん、中々青春していていいと思う。


前もって行っておくが、この学園は女子校ではない。


先ほど流れた曲のサビが再び演奏される。


そう言えば、うちの近辺でバンド出ている奴がいたようないなかったような。


shibaはギターできるし、新星はドラム。


出ていてもおかしくないな、とか思っていたら次の出演バンドになっていた。


照明が落とされ、幕があがると、ステージには男女入り乱れたバンドがあった。


ドラム、ギター、ギター、ベース、キーボード、の構成だった。


そのバンドは何の前置きもなくドラムのスティック音と共に演奏を始めた。


ロック調の曲で、激しいギターとドラムが印象に残るイントロだ。


力強く感情的でなおかつ他を支えるドラム。


繊細で音の強弱をたくみに使い分けるギター。


地味だが、他の音に引けをとらない存在感のある渋いベース。


そして、優しく、音を並べていくキーボード。


全てが全て自らを主張することなく、調和された演奏だ。


イントロだけでわかる。


間違いなく、これまでに演奏されたであろうバンド、これから演奏されるバンドのどれよりも。


優れている。


そして、ギターボーカルの女の子の声が体育館に響く。


透き通っていて、なおかつ、力強い。


どこか懐かしいような、どこかで聴き覚えのあるよう・・・な?


よく目を凝らしてそのギターボーカルをみると。


「・・・、shiba?」


落ち着いて他のメンバーを見ると、新星もいるし、コバルトもいる、ドクロも、TERUも。


全員見知った奴らだった。


おいおいおい・・・・。


――――――――――――――――


一曲目が終わると、トークに入るのだろうか、ドラムの位置にいた新星が立ち上がった。


「会場にいる皆様、こんにちは。


 僕たちのバンドには名前はありません、そして特にこれから申し上げることもございません。


 ただ、僕たちの歌と演奏に耳を傾け、盛り上がってください!!


 つうか盛り上がれてめぇら!!」


新星がそういって右手を突き上げると、会場の人間はいっせいに右手を突き出し歓声が上がった。


うーん、打ち合わせでもしていたのだろうか。


すさまじい洗脳能力だ。


―――――――――――――――――


三曲目が終わると、会場はもう新星たちのバンドのオンリーライブなのかのような盛り上がりを見せていた。


「えー、次が最後の曲です。


 僕たちは来年も活動してるかどうかはわからないので、これが最後になるかもしれません。


 全てをかけます、聴いてください、『』」


ドラムのハイハットの音で演奏が始まる。


一曲目のように、ロック調だ。


少しポップが入っているかのように、明るい曲調が続く。


shibaのブレスが入ると歌が始まった。



どんなことがあっても貴方のことを忘れない


君はよく口癖のようにこう言っていた


君が僕を疑わないように 僕も君をそう信じた


だから君が僕を忘れないように いつもそばにいてあげる


たとえ君が僕のことを忘れたとしても


何度でも僕のことを覚えさせてあげる


だけど僕は時々寂しくなって


君の口癖を一人呟く


私は昔より少し忘れっぽくなったかもしれない


昔何かをとても大切に思っていたけど


それが何なのかを忘れてしまっているのでしょう


ところでいつも私のそばにいてくれる貴方はどなた?


たとえ私が貴方を覚えたとしても


また忘れちゃうのかもしれないの


そういっても貴方は 貴方だけは


私のそばにだけいてくれる


たとえ二人の未来は明るくなくても


二人は何を責めるのでしょう?


たとえ彼女が彼を覚えたとしても


明日には彼を忘れてしまうかもしれない


たとえそれが行き着く運命だとしても


二人は決して諦めないでしょう


彼女が全てを思い出す日を思い


二人が再び笑いあえる日を思い



その爽やかな疾走感とは裏腹に、歌詞はとても、明るいものではなかった。


いや、それでも二人は幸せなら、明るいのかもしれない。


演奏が終わると、沈黙を破り、観客から拍手が沸きあがった。


座席に座っていた観客は立ち上がり拍手をしている。


中には感極まって泣き出す人もいた。


気付けば俺も拍手を始めていた。


しばらく拍手は鳴り止まなかった。


新星、shibaらは静かにお辞儀をし、幕がゆっくりと下りた。


こうやって、俺の学園祭初日は終了した。



学園祭初日編・完



ふう。


これはものすごい伏線を張ってしまった。


と言うわけで次からはshibaルートでも書こう。


たぶん。


だれか歌を作ってくれ。


たぶん。





眠いなぁ最近。


さっさと寝ようかな。とか。


んじゃまた。

・・・、さぁ次はどこに行こうかな。


  中庭


ニア 屋上


   体育館


―――――――――――――――


屋上に出ると、屋内の賑わいも嘘のように静かな時間がそこには流れていた。


屋上にいる生徒は数人もいない。


ちなみにうちの学園の屋上は、一般生も自由に使えるように開放されている。


しかも、自販機も、ベンチもある。


完全にここで昼食しても良いといっているのと同じだ。


んで、今も同じ、少し遅い昼食を、どこかの屋台で買ってきたのだろうか、ベンチに座って食べている生徒もいる。


何人かはフェンスにもたれかかり、疲れた顔で空を見て風に当たっている。


・・・、秋の涼しく心地良い風が吹いている。


知り合いも屋上にはいないし、せっかくの学園祭だ、フルに楽しむべきだろう。


休憩はこの辺にしてまたどこかにいこうか。


つうか、この選択肢にしたやつマジでセンスないわ。


死ねばいいのに。


―――――――――――――――――――


さて、次はどこに行こうか。


ニア 中庭


   屋上


   体育館





選択はフリーダム。



なんというか、一応長期休暇。


明日も学校。


大変だうわー。



早く連休にならんかね。


つかれた。


んじゃまた。

・・・、さてどこで飯を食べようかな。


ニア 隣のクラスのメイド喫茶


   中庭


   屋上


結構にぎわってたみたいだし、隣のクラスのメイド喫茶に行くかな。


ここから近いし。


そのまま歩いていくと、すぐにそこは見えた。


なんか洒落た何語だろう?どこかの国の言葉で書かれた店名の看板がすぐ近くに見えた。


教室の外からでも中の様子は、少しわかる。


結構の人が入っていた、なかなか繁盛しているようだ。


いまさらながら、一人ではいることに少し抵抗を覚えていた。


うーん、やっぱ別のところにするかな・・・、とか考えていたら、唐突にドアが開いた。


「・・・あれ、眉毛じゃないの。どうしたのよ、ドアの前で」


TERUだった、もちろんこいつのクラスのメイド喫茶なので女子は基本メイド服だ。


最近のメイド服の派手さと違い、やはり、古来からのメイドたるはなんなのかを無言で教えてくれる。


白と茶色、そして黒の三色に赤のリボン。


シンプルだからこその素材のよさが引き立つとはまさにこのことだった。


そして、何よりも、ほどよい長さのスカート丈に黒のニーハイ、なんとガーターベルトまでしてらっしゃる。


なんとも通向けの服装なんだ、そして絶妙の面積の絶対領域。


これら全てを見てわかる、これをセッティングしたやつは間違いなく。


天才だ!!!!


「なによ、さっきからじろじろ見て。そんなに珍しいかしら?」


いや、珍しいだろうよ。なんだ、お前の家にはメイドが常時配置してんのか?


「はぁ?馬鹿じゃないの?どこかのお嬢様じゃないんだから・・・」


と言うか、そこにいられるとお客様の邪魔になるでしょ、とか言われたので、むきになって入店してしまった。


これで俺もお客様だぜ、さぁ、案内してもらおうか。


「ハイハイ・・・、じゃあ、五番テーブルの方でお待ちください・・・」


店内を見渡すと、元の教室の3分の1ほどを厨房にしているため少し狭い気がするが、まあ、いいだろうかな。


しばらくすると、メイド服を着たTERUがトレイに一人分の水の入ったグラスと、メニューを持ってきた。


「・・・・・・・・・」


TERUは黙って俺のテーブルにグラスを置く、こいつは本当に店員なのかと疑った。


「こちらはメニューになります、ご注文がお決まりの際にはお手元のボタン押してください、では・・・」


やけにやる気なさげの態度でそのまま去っていった。


なんだ、ここはツンデレ喫茶なのか、聞いてないぞ。


まぁ、いいや、メニューを見よう。


テーブルに置かれたメニューをみると、学園祭レベルにしては中々の品数だった。


定番のオムライス、カルボナーラ、ナポリタン、ミートソースのパスタ。


そして、焼きそばにお好み焼き、炒飯にうどん。


わけのわからんものが並べられているが、そこは気にしないことにしよう。


何にしようかな、うーん。


地雷だったらどうしようか、そうだ、こう言う時には・・・。


うぇっへー。


ボタンを押すと厨房の方で、女の子の甲高い声で、五番テーブルにオーダー入りましたー、と聞こえた。


と言うか、なんだ、あのボタンのスイッチ音は・・・。


すぐにTERUが再びやってきた。


「ご注文の方はお決まりでしょうか・・・?」


「いやね、決まらないから、お勧めはなにかなぁー、とか」


そう言った直後、軽い舌打ちが聞こえたが、気のせいだろう。


「そうね、メニューの中に、なぜかお好み焼きが入ってるでしょう。


 クラスの子にね、親が店やってて、たまに手伝ったりしてるからかなりうまく作れる子がいるのよ」


だからお好み焼き、と。


「ハイ、お好み焼きですね、お飲み物の方はどう致しましょうか?」


まだ言ってない・・・、まぁいいや、水でいいよ。


「かしこまりました、少々お待ちください」


そういって再びTERUは厨房へと消えていった。


改めて店内を見渡すと、TERU以外にもメイド服の店員がちらほら見える。


・・・、なるほど、TERUのガーターベルトはオプションか。


同じだと思っていたメイド服個人によって微妙に違ってきているようだ、


たとえば、リボンの色、大きさ、レースの量、ソックスの色などなど。


これにより個性はより生かされる、ってわけか。


グッジョブ!!


とか頭の中で考えていたら、いつの間にかTERUがお好み焼きを持って、テーブルの横にいた。


・・・、無言の視線が、何考えてんのよ、とチクチク刺してくる。


「はぁ・・・、お待たせいたしました。お好み焼きになります」


そういって、テーブルの上に、お好み焼きを置く。


ほう、中々の代物ではないか・・・、ん。


「ソースがかかっていないぞ」


と、言うと、TERUが冷ややかな視線でこっちを見ていた、ソースを片手に。


ん、もしかしてあれか、頼んだ文字とかを書いてくれるのか?


「えぇ。で、なんて書いて欲しいの?」


そうだな・・・。


―――――――――――――――――


俺が文字を指定すると、TERUは顔を真っ赤にしながら、震えた手で字を書き殴った。


書き終えると、死ね、と一言残し、厨房の奥へ消えていった。


記念に撮っておくことにした。


お好み焼きの上に書かれた「TERUはメイド服が良く似合う」と言う言葉を、ハートで囲んでいる。


じゃあ、早速くうか。


―――――――――――――――――


ふぅ、食ったな。


あのTERUが褒めるほどのものとはどんなものかと思っていたが。


かなりうまい、あっという間にお好み焼きは消えていった。


焼き加減に、中の具の火の通り具合、キャベツの量。


どれにおいても非の打ち所のない。


これを作った奴は間違いなく。


天才だ!!!!


すこしソースが多かったが。


さぁ、会計を済ましておくか。


うぇっへー。


・・・、これ変えた方がいいんじゃないのか?


しばらくするとTERUが厨房から出てきた。


「なんでしょうか・・・」


口調が少し怒ってらっしゃる。


勘定の方を・・・。


「800円になります・・・」


財布の中から800円ちょうどを出し、TERUに渡す。


「ちょうどですね・・・、ありがとうございました・・・」


あ、やっぱりそれ、よく似合ってるよ。


「・・・は?」


俺は逃げるに教室を出た、後方で「ぶっ殺す!!」と聞こえたが、ここは逃げておこう。


うん、本当によく似合ってて可愛かったんだけどね。


――――――――――――――――


・・・、さぁ次はどこに行こうかな。


ニア 中庭


   屋上


   体育館






選択はフリーダム。


後で決める。



早く日曜日になって欲しいしだいであります。


かみ切った。


軽い。



疲れるね。


つかれるね、


おやすみ。


んじゃまた。

メイド喫茶にしようと持ったが。


疲れたのでまた明日。




クラスマッチ疲れた。


遅刻魔はつりまくるし。


軟弱物めが。




明日明後日明々後日。


めんどうだ。



あぁぁぁ、がんばろう。




んじゃまた。

ニア 取り敢えずこのまま進もうか。

 

   井戸の方を振り返る。


・・・・・・・・・・・・。


ニア 取り敢えずこのまま進もうか。

 

   井戸の方を振り返る。


なんとなく悪い予感がしたので、そのまま進むことにした。


再び、薄暗いと言えるかどうか、闇の中を二人並行して歩いていく。


あの井戸から十数歩先に行くと今度は、墓石がいくつも並んだ、墓場を道の脇に置かれている場所が見えた。


今度こそは何かあるのだろうか、俺とshibaは顔を見合わせた。


shibaは何が言いたいのか察したのだろう、顎をあの墓場の方へ向けた。


行くしかないだろう・・・。


一歩ずつ、そこへと近づいていく。


暗くてなんとなくしか見えていなかったが、段々と細かなところもわかりだしてきた。


墓石の数はたぶん八つ。


その墓石も、遠めで見ると、本物の、しかも作られてからもう何十年もしているかのようなしろ物をこしらえている。


ついにその墓場のすぐ隣まで来た。


もちろん、やることはこれしかない。


俺は墓場の方へ一歩、足を踏み入れ、近づいた。


・・・・・・・・・。


あれ。


何も起きないぞ。


俺は振り返ってshibaの方を見る。


「今度も何もないじゃないか・・・」


あきれた顔で俺はそういったが、次の瞬間、何者かに足首を掴まれた。


一瞬声が漏れたが、それどころではない。


あせって後ろを振り返ると、墓石の中から腕が数本も伸びてきて、俺の脚を掴んでいたのだ。


明らかにおかしい、墓石の体積以上の腕が伸びてきている。


それも、八つの墓石全てから。


「う、うわああぁぁぁぁ!」


声を荒げ、まとわり着いた足を払い、その場から一歩飛びのいた。


そしてそれと同時に、腕は墓石の中へと消えていった。


一瞬で呼吸を荒げて俺を尻目に、shibaはこういってのけた。


「あれ、どうなってんだろうな・・・」


とな。


―――――――――――――――


心なしか、もう教室の広さ以上に歩いた気がする。


と言うか実際に歩いたんじゃないだろうか。


そもそも、ここは本当にあの教室なのだろうか。


俺たちはあの墓場から数え切れないくらいの恐怖を味わった。


・・・、主に俺だが、と言うか俺だけ。


最初に決めた目標というのはどこに言ったのやら。


プライドもずたずただぜ。


前方に見える角を曲がると、先の方に光が見えた。


きっとあれがゴールなのだろう。


つかれきった俺は何よりも、ここからいち早く出たかった。


急ぎ足で向かっていって、もう後2mもないだろう、そこまで着ていた。


不意に、両側の壁がせり出してきた。


ゴールが見えて、完全に油断していた俺は、声も出ず、その場に腰を抜かしてしまった。


・・・、もう勘弁してくれよ。


「おいおい・・・、大丈夫か?」


その一部始終を見ていたshibaが後ろからそう言い、俺の背後に止まった。


「はぁ・・・、もうこりごりだ・・・、疲れきったよ・・・」


顔を上げると、shibaのあきれた顔が上にあった。


・・・、もっとも、うちの学園の女子の制服はスカートなので、この部屋がいつもどおり明るければ中身が見えていたわけで。


・・・、それは置いとこう。


「立てるか?」


後ろから俺の横までまわってきたshibaがそういった。


「あぁ、たぶん・・・」


そういったものの、力が入らない、恥ずかしながら立てなくなっちゃった☆


「ったく、しょうがないな、ほら」


shibaは俺に手を差し伸べた。


握れ、と言うことなのだろう。


俺は素直にそれに従うことにした。


その時のshibaの表情は暗くてよく見えなかった。


shibaの手を借りてようやくたつことの出来た俺は、やっとこの闇から出ることが出来た。


・・・、出る瞬間、入り口の付近で男の悲鳴が聞こえたのは気のせいだろう。


――――――――――――――――


学園祭もようやく昼になり、出店のある中庭や、出し物の喫茶店などで食事をしている生徒もちらほら見かけた。


俺らは、と言うと自分の持ち場、上映会場に戻るために足を運んでいた。


なぜか、と言うのは、担当時間がありましてね。


その時間帯になったのだ。


扉を開けると、ちょうど上映30分前で、担当の生徒たちは昼食をとったりなどしている。


俺もそろそろ何か食べないとなぁ・・・。


shibaの方を見ると、俺の目線に気がついたのか、俺のほうを見てきた。


「あ、いいぞ、どこかでご飯食べてきなよ、お前の担当分は私がやっといてやるから」


え、でもお前の昼飯は。


「いやー、私小食じゃないですか~?」


しらねぇよ。でも、悪いって、俺の分まで・・・。


「気にするな、今日楽しませてもらったお礼だ、あの時のように素直に受け取れ」


あの時ってなぁ・・・。


「んじゃ、はい、行って来い」


どん、と背中を押され半ば強引に教室を出させられた俺は、もう素直に受け取るしかなかった。


・・・、さてどこで飯を食べようかな。


ニア 隣のクラスのメイド喫茶


   中庭


   屋上




選択は随時受付中。


気軽に選択してね!!




明日はクラスマッチ。


きついな。


髪切りに行きたい。



んじゃまた。

どこにしようか。


   隣のクラスのメイド喫茶


ニア お化け屋敷


   演劇


   中庭


「そうだな・・・、5組のお化け屋敷とかどう?」


隣で、中庭の様子を見ながら俺と並行するshibaに尋ねる。


「へー、いいんじゃない?私を怖がらせるものがあるのかは置いといて」


・・・、確かにshibaの恐れている姿は想像するに難しい。


見てみたい気はする、怖いか怖くないかは置いといて。


「よし、じゃあ行くか、すぐそこだし」


俺が指差すさきには、数人程度の列が出来ている教室がある。


そして看板、単純に「お化け屋敷」


列の最後尾に並ぶと、一定の間隔で前の人数は減っていく。


気がつくと、後ろには既に、再び列が成されていた。


隣に並ぶshibaの表情は少し読み取りにくい。


いつものように少し真顔、少し口元は微笑んでいる。


楽しみなのか?


そうこう考えているうちに、ついに最前列になり、受付の声がした。


「はーい、少し待っててくださいねー」


腕でせき止められ、もう片手で紙に何かを書いているようだ。


目の端に移った、注意事項のような張り紙に視線をそらす。


・・・、どうやらここは男子がいないと入れないらしい。


よくわからない。


男女のペアだけならわかるが。


男子が必要となると・・・、なんだ・・・。


「はーいどうぞー、楽しんできてくださいねー」


ふと受付のお化け屋敷の雰囲気に合わない陽気な声に気付かされ。


俺とshibaは足を進めた。


――――――――――――――――――――――


「・・・、暗いなぁ」


闇。


元の教室の雰囲気を漂わせないほどの空気が室内には漂っていた。


と言うか、学園祭のレベルを超越した作りだ。


壁は一瞬、本当に林の中にきたのかと疑うほどに、暗さも相重なって、近くで見ないとわからないほど、よく出来たものだった。


床は、本物の土、しかもどこから仕入れてきたのか、ちゃんとした腐葉土だった。


そしてどういうわけか、ひんやりと冷たい風が流れてくる。


あたりには笹の葉が揺れ擦れ、なりあっている音が響き渡っている。


気を引き締めないと、その場の空気に飲まれそうなほどに。


闇だった。



歩き回って、ほんの一分もしないだろう。


唐突に、前方に井戸が現れた。


遠目からだと、本当に山の中に忘れ去られた古井戸のように見える。


どうやらその周りを通らなければ先へは進めないみたいで。


俺はshibaの様子を伺った。


「・・・、何も、行くしかないだろう?」


俄然、shibaはいつもの表情を保っていた。


・・・、心なしか少し、楽しそうにも見える。


たぶん、このとき、俺の顔は引きつっていたと思う。


「・・・うし」


自分になぞの気合を込め、足を進める。


取り敢えず目標、shibaより先にはびびらない。


何でもかかってこいやああああぁぁぁぁー!!!


井戸まであと1mってとこだろう。


何が出ても絶対平常心を保つ、その気でいたのに。


終に、井戸を過ぎても何も起こらなかった、不自然なほどに。


「なんだったんだろう・・・、何もないのかな?」


ため息と同時に、ついそんなことを言ってしまった。


「・・・、そうか?」


shibaのトーンの低い声に少し戦慄したが・・・、なんのことだろうか。


ニア 取り敢えずこのまま進もうか。

 

   井戸の方を振り返る。


・・・・・・・・・・・・。


   取り敢えずこのまま進もうか。

 

ニア 井戸の方を振り返る。


何かあるんだろうか、先ほど通り過ぎた井戸の方へ振り返る。


・・・、振り返っちゃいけない気がしたのに。


その時、俺の目は井戸から目が離せなくなってしまった。


そして、そのまま、ゆっくりと、ゆっくりと体は井戸の方へ流れるように向かっていく。


俺の、意思など、初めから、無かったかのように。


井戸まで後一歩のところまで体はきている。


そして一歩踏み出してしまった。


ゆっくりと視線は井戸の底へと移って行ってる。


俺の後ろでshibaの声がしたが、もう、何もわからない。


ただ引きよせらるように、視線は、底の方へ。


井戸の中は、まるで底が無いように、深い、深い、闇が続いていた。


「よかったのかホイホイついてきちまって・・・」


井戸の底から低く、響く声がする。


「うれしいこといってくれるじゃないの


それじゃあ、とことん喜ばせてやるからな」


なっ、俺はまだ、何も・・・、言って・・・。


突如井戸の中から現れた一本の太い腕に掴まれ、俺は井戸の闇の中へと消えていった・・・。


―――――DEAD END―――――



Continue?



じゃあ、明日からもがんばるか。


んじゃまた。