この7月19日~21日は3連休だ。
7月16日の夜、突然父からが来た。
19日に来てうちに泊まり20日の夕方までには
実家に帰るというのだ。
突然3日前に言われても、
19日は夫婦でどうしても用事があり、断わった。
しかしどうしても来ると言った。
実家は、新幹線と電車で
うちからは4~5時間掛かる場所にある。
兄が家を継いで、兄一家と私の両親は暮らしている。
うちに泊まると言っても、完全に二人仕様の為、
空き室はエアコンなどもないし、
フローリングに布団を敷くというのも、
背中や腰が痛くなるので、余計に困る。
我が家に和室はない。
だからといって、ベッドもあまり・・・という感じだ。
道路沿いなので、当然音の問題もある。
実家は非常に静かな場所だ。
うちから車で一時間程度のところに温泉地があるので、
急遽そこに宿を取り、夕方駅に迎えに行き、
宿まで両親を送っていった。
翌日は、朝迎えに行き、
夜は、近所の寄り合いがあるので、
夕方までには帰りたいというので、
少し自宅に寄ってもらった。
父は数年前に肺炎を患い、
現在は回復したものの体力は急激に衰え、
歩行は杖をついてゆっくりという感じだ。
母が常に一緒についている。
うちに来て、父がしきりに言ったことは
「この家は段差がなくて、すごくいい」
と言ったことだった。
1階はすべて引き戸で、
リビング階段の所以外の引き戸は
吊り戸にしてある。
1階の動線はすべて、フラットだ。
お風呂場は予算と面積の関係で違うが、
トイレ、洗面所も引き戸の吊りタイプにしてある。
完全にバリアフリーではないが、
子供のいない私たちにとって
最悪1階のみで生活という事になった場合を
少し頭に入れての事もあった。
たった数センチだが、
足腰が弱るとそれが非常に辛いらしい。
普通のドアよりも引き戸が良いらしく、
実家もリビングやトイレ、
洗面所などは引き戸にリフォームしたいと言っていた。
数センチの段差の所もなんとかしたいらしい。
よく年を取ると、段差がつらいと耳にはするが、
それを目の当りにすると本当に、考えさせられる。
だからといって、
うちが老後に住みやすい造りにしたかというと、
老後どうしようと思える場所も当然たくさんある。
年を取っていくと、何でもなかったことが
一つずつ、出来なくなっていく。
それぞれの年代で、それぞれの見方があるんだなと
改めて思った。

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