小学生の時に読んだ記憶があるが、内容において、記憶があるのは2巻あたりまでである。
たしか、小学校の体育館でこの「はだしのゲン」の実写映画かドラマを観た記憶もある。裕福な家の画家が被爆し、悲惨な状態になり、瀕死なのに家族からも疎まれ嫌われる、その人の身になりゲンが一家を支えるためとは言え金で雇われ世話をするシーンだった。本書にもあるあの場面。観た記憶のある人いませんか。あれは70年代後半だったろうか。
この漫画では、ゲンが小学生から10代半ばまでの青春期ともなる時代を描くが、戦争を食い物にし、また、人の死をなんとも思わない人がいる。本当に酷い。凄惨極まる。。。
凄惨なんてもんじゃない、その悲痛、悲惨は言葉にならない。あの原爆の日以降、ゲンの身に起こったことは、決して誇張しているように思えない。リアルだ。作者の叫び、広島や長崎の叫びだ。
読んでいて、ゲンと一緒になって、泣き、悔しかった。日本人として読み継がれてほしい。
SEE YOU!