長州大工の足跡、仁淀川町 | がんばる地上の星たち!高知と松山のまんなか・仁淀川町

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土佐の山間・仁淀川町(によどがわちょう)の(元)地域支援企画員の日記!

最近、また民俗学者の
宮本常一さんの本を読み始めましたが
実は宮本氏は山口県は周防大島の出身であり、
その祖父は長州大工
していたという。

長州大工というのは、寺社などを建て替えたりして
四国にも多く入って来た出稼ぎの大工集団の総称であり
藩政時代から明治、大正時代においても、仁淀川町に
数多く入って、すばらしい仕事をしていったのである。

なによりそこらへんの神社に比べて、彫刻がすごい。
緻密、繊細ながらも迫力に満ちている。






この画像は、仁淀川町内のものである。

どこの神社か、わかった人はすごいね。









答えは
秋葉神社である。


あの毎年2月11日に行われる土佐の三大祭り(秋葉まつり)が行われる
仁淀川町である。







仁淀川町の旅は、秀逸な彫刻をもつ神社めぐりというのも楽しい。
数も多い。
なんせ、高知県内で長州大工の手がけた神社群の6割は同町にあり、
185のうち108が仁淀川町に存在するという。

1コ1コ、彫り物は大きく違ったり、雰囲気は異なる。
新しくできた仁淀川町観光協会さんにぜひ、
この長州大工の軌跡をたどるツアーやってほしいものである。



SEE YOU!