やまと絵展 2023 東京国立博物館 | sunshineのブログ

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やまと絵展。確か何期かに分けて展示されるそうですが

10/22までが、

源氏物語絵巻、信貴山縁起絵巻、伴大納言絵巻、鳥獣戯画

という四大国宝絵巻が揃い踏みなので、

本当のこと言うと、「やまと絵展」は、今まで結構いろんな展覧会で観て来たので

もういいやと思っていましたが、

他に見たいものがあったので行って来ました。(金曜日です)

ちなみに、下の写真は #OnigiriActionです。

 

館内は写真撮影禁止です。

 

 

信貴山縁起絵巻あたりから、伴大納言絵巻にかけてすごい人がぐるぐる巻きです。

源氏物語と鳥獣戯画はその余波でやや混んでいると言う感じです。

とにかくめちゃくちゃ疲れました。

 

 

と、ここで私なりのやまと絵に対しての考え方ですが

やまと絵は日本絵画の歴史の中で描かれてきた主題のことです。

飛鳥から奈良時代にかけて、

中国の人物風景が描かれた唐絵が鑑賞されていましたが、

平安時代になると、日本の人々の暮らしや身近な風景を描こうとする動きが高まり

こうして生まれたのが、やまと絵の原型です。

大雑把に言うと中国を書いたのが唐絵で、日本をテーマに書いたのがやまと絵でした。

鎌倉後期以降は、宗、元、明の水墨画などの絵画がもたらされ

それらが、唐絵に代わる漢画として認識されるようになると、

漢画に対して、旧来の伝統的な様式に基づく絵画をやまと絵と呼ぶようになり、

室町時代になると、やまと絵と漢画をミックスしたような作品も登場しました。

以上の経緯から、やまと絵は時代時代で中国絵画と交わりながら、

概念や内容が変化し、独自の発展を遂げて来たもの。

だと、私は思っています。

間違っていたら、誰か修正お願いします。

 

と言うことで、この展覧会は、

日本の大体平安時代からの、人々の様子やら暮らしやら、考え方やらが

てんこ盛りに詰まったもので、大変見応えあります。

四大国宝絵巻だけではなくて、浜松図屏風のような優美なものから

今見たらクスッと笑える百鬼夜行絵巻とか、地獄草紙、病草紙、

はたまた、石山切、佐竹本とか、てんこ盛りすぎます。

それぞれが、細密に描かれていたり、剥落していたり、

小さきものであったりするので

アートスコープ持参で行きましたが

疲れました。

図録を見る方が楽です。

国宝展のように何度も行くことはないです。

図録で楽しみます。

 

現物見てほおーーーっと思ったのはこれです。

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春日大社に古神宝として伝わった箏。

横に見ると、流水紋のように見える紋様が

立てかけると、切り立った崖に見えます

この箏は装飾も素晴らしいので、多分使用目的ではなくて

観賞用に作られたのだと推測されます。

お琴って、使ってない時は立て掛けておきますので、縦に見るのもありなのです。

(従姉妹のお姉ちゃんが琴を習っていたので記憶にあります。

ですが、琴は剥き出しではなくて、綺麗な布に包んで立てかけていました)

 

 

山登りの疲れも残り、ヘトヘトで外に出ると

応挙館でお茶とか食事ができるので出かけてみました

 

 

 

おにぎりは持っていたので、お茶でも飲もうかと思ったのですが
お値段見て退散。
お抹茶体験3800円
お抹茶とお菓子で1700円
なんとなくインバウンド価格になって来たなあと思いましたが
インバウンドなら、もっとお高くしてもいいんではないでしょうか。
お抹茶体験、5000円、お抹茶とお菓子3000円。
着物experience7000円くらいでどうでしょう。
円安で日本全土セールなのですから
外国人にいっぱい払ってもらいましょう
と言うことで、ふと見ると、軒先は外国人がたくさん座っていました。
 
お茶の先生はずっと昔に応挙館でお茶事されたらしいです。
私は、何年か前、三越の福袋でお茶杓をこちらで作るという体験があって
禅呼吸クラスの建物へ入ったことがあります。

 

 

 

 

 

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平成館をでて向かったのは、クラファンで美しくなったという冬木小袖を観るためです。

 

 

 

以前、着物展で見た時よりはるかに綺麗になっていました。

 

ところで本館では、「やまと絵展」の続きで

近世のやまと絵展をしていました。

立花図屏風

 

源氏物語図屏風(若菜上) 梅戸在親筆

 

 

 

三保松原図屏風 住吉弘貫(すみよしひろつら)筆

この屏風ですが、裏にも絵があるんです、なんだか観てみたくなりました。

 

最後に、噂の展覧会の図録ですがこんな感じです。

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どれが一番重いかな?

もうこれ以上図録いらないよね。