この本読んでみました。
感想は、なんと荒唐無稽なフィクションなのでしょうか。
原田マハさんの、「楽園のカンヴァス」が面白かったのと、表紙の風神雷神に惹かれて読んだのですが
俵屋宗達の歴史的資料が少ないことをいいことに
やりたい放題の作文です。
絵の上手な宗達は
信長に謁見し、狩野永徳と一緒に屏風を描き
その屏風を持ってローマ教皇に謁見するべく天正遣欧少年使節の一員となり
海を渡り、ダヴィンチの絵、ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂に圧倒され
帰国前にダヴィンチの最後の晩餐の絵の前でカラヴァッジョと会う。
宗達は自由で大胆で聡明で、語学もスルスルと習得し、皆に好かれるという設定。
なのです。
ここまで自由な作文するのなら、実在の人物の名前をてんこ盛りされるのはどうなのかと
思ってしまいました。
もちろん文中に、これは想像ですとは書かれていますが
ここまで実在の人物が出ていると、
良い子は、宗達のことを間違って理解してしまいませんか。
風神雷神
って学校の教科書にも載っている有名な絵なので絶対混同する人がいると思います。
多分これがフィクションで
実在の人物の名前がなかったら、絶対売れないでしょう。
上下巻、読んで、時間の無駄でした。
本は図書館で借りたので懐は痛くありません。
俵屋宗達
先日、桃山-天下人の100年展に宗達と本阿弥光悦のコラボがあり
素晴らしかったです。
この展覧会は近々アップします。