帰省中の友達に会って来た。
約一年ぶり。高校時代からだから、何十年ものつきあい。
当時ずっと副委員長をやっていた賢い友だから、アホなわたしは世話をかけっぱなし。今日もうがいの仕方が甘いと怒られちまったぜぃ(3回がらがらやらなきゃダメだって)
闘病中の身ゆえ、誰も相手をしてくれないとやさぐれていたわたしではあるが、久しぶりに会えて気持ちも上向き。単細胞ですみません。
さて、このコロナ禍の中、どこで会おうか考えた。
去年は、なかなか予約が取れない(電話に出ないから笑)イタリアンの店が何故か取れて、川沿いのお店でランチしたんだった。
今日はどこにしよう?
「そうだ!前に予約しようとして貸し切りで断られたお店が、とにかく電話の対応が丁寧で感じが良かったんだ。あそこにしよう。」
ナビで行った店は、何故か畑の中の薬局前で「目的地につきました」とナビが勝手に終了する。
うーむ困ったと店に電話をかけると丁寧に教えてくれて、外に迎えに出てくれていた。ジーンズが似合うおしゃれなオーナー。
友は地元なので義妹に送られて先に到着。
本日のおすすめの鶏とズッキーニ、野菜の黒酢炒めをチョイス
美味しい。
ちょうど座った席の右に本棚があって、ご飯食べながら目が吸い寄せられていく。
ねえねえみんなは本棚を平気で人に公開しちゃうタイプ?
ん?わたし?絶対隠すタイプ笑
そのわたしの前に、ビンゴの本の数々!
何冊かは自分でも読んだことのあるもの、他のほとんどが興味を牽かれてたまらないもの。
椎名誠に東海林さだお、ターシャ・チューダーにミヒャエル・エンデ、ジョン・レノンを中心とするビートルズ本、
エッシャー
ブルース・スプリングスティーン、自家製酵母のパン作りの本はあるし、タルトタタンの載った焼き菓子の本、
それにターコイズアクセサリーの本!
ねえ、何なの?この大好き具合!
ご飯が終わって本棚の本を注視しているわたしにオーナーが話しかける。
「本を取り出して見て下さいね」
ターコイズやお菓子の本に感嘆して、いちいちうるさいわたしが、「ここの本みんな好きかもです」と言うと、オーナーが珍しい本の説明をしてくれる。
「この『地球家族』という本は、この屋上みたいなところにいるのが家族全員、そしてここに写っているのが家財道具全てなんですよ?」
え?これだけ?
「東京の洋服」なんて本もあって、そのあたりの話をしていたら、
このオーナー、昔ハリウッドランチマーケットに勤めてて、更に更に、わたしがハリウッドランチマーケットで買った唯一の洋服を企画した人だった!
※これのブルー生地のもの。今井美樹が着ていて笑、どうしても欲しくて東京まで買いに行ったの。カジュアルでこんな高い買い物したことナイ(当時で18000円て言ってた)
途中やって来てカウンターに座ったカンカン帽の男性は、上手にギターをかなでている。
オーナーとギターびとと若い女性が「6どって離れかたは不思議な音色になる」なんて話をしている。
なんか昔でね、今でね?それでとても居心地の良い場所を見つけたの。
そんな場所があるって素敵じゃない?
※表紙は同潤会アパートです。ここにハリウッドランチマーケットがあったわけではないですが時代を反映してるので載せてみました。