
カーンチ!○○○しよ!
なにから伝えればいいのか わからないまま時は流れて 浮かんでは消えていく ありふれた言葉だけ
カーンチ!
ああ言ってみたい完治の一言。
カンチはいなくても、主治医から「ますみさん完治です。もう病院には来なくてけっこうです。診察の際の『昨日ゴルフしました!』や、『せんせい髪型変えましたぁ?』のノーテンキ発言はもう聞かないで済むと思うとホッと一安心です」
君があんまり素敵だから ただ素直に好きと言えなくて たぶんもうすぐ雨も止んでふたりたそがれ
しかしいつからガンは完治しない病気と言われているんだろうか。あと不治の病とかね?
だってね?世の中数えきれないほどの病気が有りながら、ガンとつくだけでこれほどの悲壮感をもたれるのも珍しいと思うの。
細胞がミスコピーをしながら増殖するのが怖いイメージなのか。
テレビドラマで流れてくる「奥さまはガンです」→本人は呼ばれず家族に告げられる告知、驚き医者にすがり付く家族「妻は… 妻を治して下さいっ」
ちょっと前までこんな感じ?今は子どもや高齢者以外は本人に直接告知するようだし。
ドラマもねーーー。それはインパクトあった方が視聴者にはウケるでしょう。
「君!しっかりするんだ!」
医学部教授の娘幸子は、父を迎えに行った大学病院で事故にあい放射性物質を体に浴びる。そこにたまたま居合わせた医学生光夫にお姫さまだっこで運ばれる。
わたしのせいなら許してください あなたをこんなに苦しめたことを わたしのことなど これきり忘れて 明るい陽なたを歩いてほしい
はいそこ!刷り込まれてませんか?
何十年前の情報すか?
お姫さまだっこしてくれる友和もいなければ、友和にすがる百恵ちゃんでもないわたしは、ジャムの蓋が開かなければお湯で温め、朝から鼻血にびっくりしても出勤前にはなんとかし、キャディしながら斜面をよじ登るのがしんどいと足鍛えなくてはと思い、背脂になりつつある脂肪を退治すべく背筋の筋トレしてみたり、
今のところ元気です。
不治の病かもしれないけど元気です。
だからカーンチって言えなくてもいいんです。
それじゃダメ?ね?カンチ

