南沙織の潮風のメロディー!
ん?知らない?まー若ぶっちゃって笑
知らないこは、かーちゃんか、とーちゃんか、はたまたじーちゃんばーちゃんに聞いとくれ。
昨日は仲良しのMちゃんと、静岡へのバスツアー。
Mちゃんには、ガンが再発してウィッグになったことは言ってあった。
一昨日、わたしの勤めるゴルフ場にプレーに来て会うなり、
「こんなに痩せちゃって……」
わたしの手を取るとこんな風に言う。
「わたし50キロだよ」
答えるわたし。
「え?…わたし……44キロ…
ご、50キロには見えないね」
「何なのよ?そのガン患者に勝ち誇ったかのようなかおはっ!」笑
嬉しそうなMちゃん。通常運転のわたしに安心したようだ。
そんなMちゃんとの楽しいバスツアー。
問題は、駿河湾から出るクルーズ船の上で起こった。
潮風に吹かれると思い出すあなたのこと♪
そう……クルーズ船の中、アナウンスに促されてデッキに出たとき、潮風に吹かれて思い出したの……
あたし、ヅラじゃん!
かつら生活も10日あまりが経ち、油断してたわ。
折からの海風に吹かれて、たなびく我がかつら。
口笛を真似しても夏の日は帰らないの♪
あーーー口笛なんか吹いてる余裕なんて無いのよっ!夏の日が帰らないのは自然の摂理!
バスツアー始まったばかりで、ヅラが帰ってこなかったらどうするよ?
もう一言言われたら恋人でいたのに♪
うーんもう一吹きしたらまずかろう。海の上って風強いんだもの。
ヘアピン4本で止めたヅラは、あまりに無防備で、首に巻いたスカーフを片手で外し(もう片方はヅラを押さえ)かつらの上から巻いてみる。
潜水艦うずしおが停泊していて、船の上で記念撮影していた自衛官が手を振る。
うんうん、おつとめご苦労様でございます。ふだんなら、制服イケメン(遠くなので分からないがたぶん)がわたしに手を振っているのだから、両手でブンブン振りかえしたいところ。
でもムリなの。
片手はかつらのために取っておかなきゃ。

