朝の8時半から、吐き気止め、抗がん剤、その後は夜まで生理用食塩水の投与。
その時の抗がん剤が、腎臓に残ると、腎臓としての機能が悪くなるとのことで、ただただひたすら生理用食塩水を体に入れる。
するとどうでしょう!あれほどガリガリに痩せて、頬なんかもほっそりしていたわたしの顔が、
アンパンマンのようになってしまったではありませんか!
元々丸形よりのわたしの顔。横に広がり、頬がぷくぷくして、その分、目が小さく見える。鼻もぷくぷくの頬に押されて埋まって見える。
「う~んこの張り!シワなんかも心持ち薄くなって………」状況を良い方にとらえようとするが、
けれど実情は!
アンパンマン!
朝の回診に来られた外科軍団のなか、面白さで郡を抜くM先生に、
「顔が…顔がアンパンマンになっちゃいました!」
わたしの顔をじっと見て、ちょっと考えると「アンパンマンは男の子だから、メロンパンナちゃんでしょう!」
え!そこ?いやはや還暦すぎたおばちゃんにメロンパンナって……
M先生面白すぎっっ!
こうして、苦しくも楽しいケモ入院は続くのでした。

