■ お酒が好き、甘いものが好き、ショッピングが好き…
先日、お酒の席で
「もうお酒は、やめたんですよ」と言う女性と出会いました。
日本酒、熱燗の似合いそうな楚々とした人で、
暖簾をくぐったら『おかみ、一杯頂戴』と言いたくなるような
私とほぼ同級生ぐらいの美女が、笑顔でそうおっしゃる。
「やめたって、どうしてですか?」と聞くと、
また美しい笑顔で
「もう、一生分飲んだから」。
うふふ、と仰るその横顔が素敵で、
お酒なんてなくても、とっても明るくてかわいい人でした。
実は、私はお酒が大好きで、
ひとり暮らしをしていたころは毎晩のように飲んでいて。
酒豪の多い職場で、夜中集合、朝まで、と、しょっちゅう飲んでいましたね。
そんな感じで…
誰しも、好きなんだけど、ちょっと褒められない趣味ってありませんか?
お酒が好き、甘いものが好き、ショッピングが好き…。
ほどほどならいいんだけれど、ついつい度が過ぎてしまう。
そんな、ちょっと困った趣味。
■ お酒の回数を、ぐっと減らしてみると、見えたもの
さて、この数年。
私は妊娠⇒出産⇒産後を3回ほど経験しています。
仕事柄、妊娠してから卒乳まではお酒を飲んでいなかったので
断続的にアルコールを飲まない時期がありました。
やはりお酒の席に行くこと自体が減りましたし、
飲む回数が、ぐっと減って見えてきたのは……。
大好きな仲間と飲むのは、本当に楽しい。
お酒の席は嫌いではない、ということ。
お酒を飲んだ時の解放感は、好き。
お酒の味は、それほど好きではない。
(私は甘いお酒しか飲めません)
食べていないと飲めないタイプで
常に何かをつまんで食べ続けるので
体重に直結するし、胃にも心にも悪い。
(だって、体重計に乗って反省してますし…)
酔っぱらって前後不覚になることはないのですが、
飲んだ後の気分の落ち込みと、体調の悪さが嫌。
(次の日の頭痛の辛さったら!)
飲むときのメリット(楽しい、仲間と盛り上がる)よりも
飲んだ後のデメリットがかなり大きいと気づいてしまって。
なんでお酒が好きなの?を振り返ると、
私は飲む行為そのものが好きなのではなくて、
お酒の場で、みんなが楽しくするのを見るのが好き、なんです。
別に私がソフトドリンクで合わせてたって、私は嫌じゃない。
場をしらけさせるというなら、最初の一杯だけでもいい。
その後、ついついつられて飲んでいたけれど、
よく考えたら、私は一人では飲まないタイプですし、
お酒そのものを楽しんでいるわけではないんですよね。
(また、変にお酒に強いので、余計に気づかなかった…)
お酒の回数を、ぐっと減らしてみると、
『私の人生に、お酒って、それほど必要ないのかも』と気づいたんです。
■ 人生に本当に必要なものしか、やらない勇気
そう考えると、人生の中で、
本当に必要なものしかやらない、と決めると
随分とスッキリ生きられるのかも、と思います。
その珈琲、そのお酒、本当に必要?
その甘いもの、本当に必要?
そのショッピング、そのブランドバック、本当に必要?
惰性でしていることを辞めてみると
お財布に優しかったり、
思わぬ時間を得ることが出来たり、
身体によかったりすることもある。
ケリー・マクゴニガルの
「スタンフォードの自分を変える教室」の中で紹介された
「10分間我慢」のトレーニングでは、
欲しい、と思ったときに
「10分間」我慢をすることを推奨しています。
10分経っても、まだ欲しかったら、
それを自分に許します。
徐々に我慢出来るようになり、欲望がコントロールされるとのことで…。
人生に本当に必要なものしか、やらない。
それは、『なくても困らないことには、手を掛けない』ということ。
人生は、意外とたくさんの修飾物によってデコレーションされていますが
本当に必要なもの、必要なことは、少ないのかもしれません。
忙しすぎる、集中できない、疲れている。
成果が上がらない、不安になる、なんだかやる気が出ない。
そんな時は、本当に大事なものを見極めて
それ以外は捨てる、そういう時期なのかもしれませんね。
私も、「もう一生分、楽しんだから」と、
言える何かがあるのかな?
今の生き方を、少し考えてみようと思います。


























