特別警報

今日は、サンノゼです！
久々の更新ですが、それというのも昨夜の洪水警報です。
まさか全国初の特別警報がこの京都に出されるとは想像もしていませんでした。
計５回も寝入っては起こされましたが、私の住んでいる所は山からも桂川からも程よく離れており、大地震以外は安心のできるところですので、問題ありませんでした。
あちらこちらから、お見舞いのメールや電話をいただき恐縮しております。
あの嵐山の映像を見て、京都全体が大水害に遭っているように感じてしまうのは無理もありません。テレビの力というのはすごいですね。
実際は京都市内に限っては、嵐山と伏見のごく一部だけわずかに冠水した程度です。特に嵐山は観光地として景観優先で特に大堰川の部分は堤防といえるほどのものがない状態ですので、致し方ないです。
昔京都南部に巨椋池という巨大湖があったのですが、川の付け替え、干拓などして、今は大洪水の時の遊水池としての機能を持たせています。京都はたとえ500ミリの雨が降ったとしても御所はじめ都市部は守られるようにできています。ただ旧巨椋池の地である宇治、久御山や淀 (私の故郷ですが) などは、かなりの影響を受けてしまうことになりますが・・・。
鴨川も1000年以上も前に秦氏が大土木工事をして真っ直ぐにしてくれたおかげで、少々のことでは氾濫しません。
いずれにしても一部をのぞいて京都は普段通り何も変わっておりません。この秋も安心して京都にお越し下さい。それではまた！

将来なくなる仕事

こんにちはサンノゼです！
先だってグーグルが発表したように、完全自動化された車がアメリカ大陸を1600kmを無事走行し終えたそうです。日本でもアイサイト搭載の車では、高速道路でアクセルやブレーキを踏むこと無く車まかせで普通に走行できてしまいます。
この調子で行けば、将来的にはトラックドライバーやタクシードライバーなどが不要になる可能性が高いそうです。産業革命で運搬のための馬が大量に失業したように、これからは人間が仕事をなくす番です。アップルはアメリカに工場を戻しはじめていますが、これもロボットが組み立てできるようになったためであり、安い労働力を中国に求める必要がないとのこと。
教育界はというと、やはり集団授業の塾や学校が衰退するでしょう。今でもweb授業やスカイプ授業など、オンデマンドであるいは１：１で、個人のペースで簡単に学習する環境ができつつあります。地方格差などすでに存在しません。
中学受験の指導でも感じることは、ある事柄を理解する能力にそれほど個人差はないように思えますが、そのことの理解に要する時間はというと、これはものすごい個人差があります。教育こそITをフルに活用すべき分野です。
リクルートの始めた受験サプリなども新しい流れを感じる動きです。予備校や塾の先生もこれから生き残りのために、教育革命で失業しないよう創意工夫をする必要があるのではないでしょうか。
いつやるの？今でしょ(自戒の意味を込めて)。
それではまた！

お知らせ：２００５年版算数理科定理集、単元別灘の算数380題、灘中学算数平成全集１年～25年すべて完成しております。詳しくはこちらのホームページへどうぞ。

お得な大学

こんにちはサンノゼです！
ダイヤモンドオンラインに興味深いデータが掲載されていましたので、紹介します。


旧７帝大(北大、東北大、東大、名大、京大、阪大、九大)のうち九州大のみ４０位までに入っていません。九大はノーベル賞にも今の所無縁です。
旧３高商(一橋大、神戸大、大阪市大)はベスト20に入っています。旧小樽高等商業すなわち小樽商科大学も財閥系の人脈が多く、今も人事担当者の間では、一橋大と変わらない評価だそうです。一橋は以前の調査では１位だったと記憶しています。
大学の価値を決めるものの１つにこの人脈があります。学閥を形成するためにはやはり長い歴史をもっていることが必要でしょう。先輩諸氏の奮闘努力が歴史を作るのです。
平均年収から導き出した就職偏差値といういかにも実務的な数値ですが、情報操作され尽くした入学偏差値などよりはるかに現実を映し出したものと言えるでしょう。

ちなみにノーベル賞受賞者の国内ランキングはこのようなところです。
１位　東京大学、京都大学・・・８名
３位　名古屋大学・・・４名
４位　筑波大学・・・３名
５位　大阪市立大学・・・２名
６位　大阪大学、北海道大学、東北大学、東工大、長崎大、神戸大、奈良先端科技大など・・・１名

それではまた！

債務が残っておるぞ

今日はサンノゼです！
大学の奨学金の話です。
筆者の大学時代と言えば、返還の必要のない特別奨学金、返還義務はあっても利子の無い奨学金が普通で、学費も国公立は年間１万２千円と安いため、奨学金は月の小遣いとして自由に使えました。
それに比べて現在はというと、成績や学校にかかわらず誰でも借りられるのはいいとして、金利が付いた奨学金というか、フリーローンのような状態になっているようです。
大学を卒業して、いきなり400万以上の借金からスタートしなければならず、しかも就職先も無くフリーターに転落する場合も多いとか。
学費の高さ、国公立に至っては昔の70倍です。私学もデフレ下でどんどん上昇し年間100万円で足りない状態です。国が助成しているのでしょうが、全く焼け石に水なのはアメリカと同じですね。
40年前、私の母校(大阪市立大学)では理科系１人の学生にかける大学側のコストが年約100万円であったことを記憶しています。それを考えれば、今の私学の学費は、一概に高いとも言えないのかも知れませんが、それでも現状を考えれば大学側のコストダウンの努力が必要なのではないでしょうか。

受験生のみなさんに言いたいことは、このように人生のスタートを債務が残った状態できらなければならない現状を見ると、是非とも地元の国公立大学に進学するべきだということです。無理をして早慶や関関同立に行くよりも、地元の国公立でいいではないですか。もちろんそのためには受験年度だけの勉強では不足で、高校３年間をしっかり勉学に費やすことが必要ですが・・・。
例えば京都では同志社大学が私学最高のブランドになっていると思いますが、偏差値などには関係なく、進学する階層は出来上がっています。奨学金等とは無縁の階層です。
私学側でも、生徒確保のためでしょうか、推薦入学で半数以上を確保した上で、一般入試の競争率を上げ、また一方では受験の複数機会化で国立併願者の合格者を多数確保し、その結果例えば立命館の合格者偏差値が京大のそれと大して変わらないと言った現象が起きています。
見かけと実際は違うのだと言うことです。

秋田国際大学(公立)のように、実質の伴った堅実な大学がこれからも増えていくことを願うものです。ここは最近それこそ本当に東大並みの難易度になってしまいましたが・・・。
それではまた！

昔のマック使いですが

こんにちは、サンノゼです！
今から２５年程前でしょうか。小さなオモチャのような箱形のコンピューターとの出会い。
それまで、プロンプトの後に一々命令を入力して操作していたパソコンが、キーボードも使わずアイコンのクリックだけで動き出すのを見たときの驚き、カルチャーショックそのものでした。
画面の大きさがちょうど今のタブレットぐらいしかなく、しかもピクセルが小さかったので、まるで鍵穴から覗くような感覚でした。それでもその当時のマックプラスは70万円位したでしょうか。
以来、長いマッキントッシュとの生活が続いてきましたが、今また新しい流れを感じます。iOSやアンドロイドを搭載したタブレットです。クラウドによってクラッシュを恐れていちいちハードディスクにバックアップを取る必要も無く、うそのような身軽さです。
昔のマックは「システムエラーです」という表示が例の爆弾マークと一緒によくでて、フリーズしたものですが、今はリスタートすることすらほとんどありません。
私のホームページへの来訪者も、スマホやタブレットがウィンドウズについで多くなっています。マックはほんの2%ほどになってしまいました。寂しい限りです。
そんなこともあって、ホームページを、小さな携帯画面でも快適に見られるよう、少し縦長に改造しました。
ほんの少し拡大して見ていただければ、ストレスなくブラウジングしていただけると思います。
なかなか掲載問題のページまでは手が回りませんが、少しずつ対応していきます。

新年度生徒を募集しております。まだ平日など若干の空きがございますので、よろしくお願い致します。今年は洛星２名、清風南海１名の全員合格でした。難関校ばかりではなく、中堅校もウェルカムです。

それではまた！

洛南小学校

こんにちは、サンノゼです！
今日の新聞に、洛南小学校がいよいよ今年着工のニュースが載っていました。
何年も前から、洛西口のキリンビール跡地に建設という情報が流れていましたが、付近の都市開発の遅れが影響したとのことです。
同じ所に巨大イオンも開店するようで、いよいよ洛西も変わり始めたという所でしょうか。私の住んでいる所は、洛西口の前の坂をずうっと上り詰めたところですが、高齢化が進み、地下鉄の延伸計画も最近なくなりました。近くには京大もありますが、もっと子供が増え、若い世代が住んでくれるようにならないとだめですね。

洛南は６年一貫が12年一貫になりそうですが、中学入試の動向も気にかかります。同志社小学校ができたときも、中学入試が難化するのではといった危惧がありましたが、同志社は入学する層が京都ではある程度決定していますので、それほど難易度に変化は見られなかったようです。
ただ中学受験で同志社へというケースは明らかにその分減っています。
洛南の場合は、高校受験もありますので、受験機会が３回に増えたとも言えますが、中学受験で300人、そして今回の小学校の90人の定員増でやはり一層の難関化があるのではと思ってしまいます。洛南は高校編入組と内部で完全に授業内容もテキストも違いますので、やはり灘、東大寺並のレベルの授業を期待するのであれば、内部進学をお勧めします。

今年の洛南中学の問題は、なかなか手応え、歯ごたえがありました。詳しくはサンノゼコムへどうぞ。それではまた！

中学入試終了！

こんにちは、サンノゼです！
あまりの忙しさに、ブログもすっかり放置してしまいました。
東京では真っ最中の中学入試も、こちら関西では終了し、入学準備などにかかられていること思います。おかげさまで私の教え子たちは、全員難関中学に合格してくれました。
一足早い春を満喫していることでしょう。
私もいきなりヒマを持て余す状態になりましたが、羽をのばすというよりは、落ち着かない気持ちの方が大きいです。こういうのを貧乏性とでも言うのでしょう。

灘中学平成全集の25年版、完成しております。昨年に比べてかなり難しめです。他のブログで１日目を30分で解けたという東大卒の塾経営者の方がいらっしゃいましたが、私には無理です。60分かかっても積み残しが出てきてしまいます。しかし教える側のものがあまりに早く回転しすぎると、子供にとってわかりずらくなるケースがあるはずで、超難関校の生徒はほとんどその学校の先生よりも頭がいいという現実もあります。私も歳を重ねるに従ってだんだん言い訳がましくなっておりますが・・・。

今年度版の算数理科定理集も完成しております。公開テストに同じような問題がいっぱいでたとか、うれしい知らせもありながら、この１年定理集、過去問集をフル活用した結果、桜咲くのお知らせをいただき、今までの自分なりの方向性がまちがっていなかったと、ますます自信を深めております。

５年生のみんなは、いよいよこれから勝負の１年を迎えます。いっしょにがんばりましょう。
それではまた！

組み合わせ爆発

こんにちは、サンノゼです！
「組み合わせ爆発」のYouTubeはご覧になられましたでしょうか。
「おねえさんといっしょ　数えてみよう」という一見子供向けのアニメですが、予想をはるかに越えたものすごい展開で意表をつかれました。

こちらは以前、日能研の公開テストに出ていた問題ですが、正答率は限りなく低いです。少なくとも私の指導している中で一回で正解を出した生徒はいません(灘中学の高位合格者なども含みますが)。



どうでしょうか。正解を出された方は、ものすごい精緻な頭脳の持ち主だと言えるでしょう。
５分前にどの地点にいたかで場合分けして、足し合わせてもよいのですがなかなか正解にたどりつけません。一番原始的な樹形図が確実です。
答えはこちらです。



それではまた！

亀岡保津川花火大会

こんにちはサンノゼです！
たまたま仕事の空いた時間に、亀岡の花火大会に行ってきました。とは言っても会場近くの農道から眺めただけですが、ヘッドライトを消せばあたりは真っ暗、空は満天の星、かすかな稲の香りの中涼風に吹かれながら本当に心癒された夏の夜でした。
花火大会と言えば、暑さ、人ごみ、大渋滞など我慢がつきものですが、そのようなものが一切無縁の不思議な花火大会です。観覧会場から少し離れますが充分迫力が感じられました。行き帰りとも高速を使えば京都市西京区から30分もかかりません。405号を使うのがポイントです。



皆さんお盆はあちこち旅行にでかけられると思いますが、事故などに合われませんようどうかお気をつけ下さい。
それではまた！


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高校別大学合格力

こんにちは、サンノゼです！
ダイヤモンド社のデータによると、関西の難関大学(旧7帝＋東工大、一橋大)の合格率は、高い順に、灘、甲陽、星光、大教附池田、洛星、堀川となっています。
ざっと灘、甲陽はそれぞれ７割、６割、星光、池田５割、洛星、堀川４割というところです。
奈良のデータがありませんが、東大寺、西大和が当然この中に入ってきます。
昨年と同じく、洛南は合格者数では圧倒的ですが、合格率となると、かなり低くなってしまいます。
堀川の奇跡と言われましたが、今年も有力な大阪の公立高校を圧倒しています。
高槻は３割の合格率で洛南と並んでいます。中学入試の難易度では洛南よりはるかに下の高槻が６年後にこのような実績をあげているのは注目に値します。
関西では浜学園、希学園や他の有力塾も、とにかく灘中一直線で、他はあまり眼中にないようですが、７割以上の生徒が難関国立大学に進学するというこの実績を見れば、仕方ないことでしょうか。
それではまた！

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