2019年のモジュール価格動向 | 元太陽光発電技術者の道楽ブログ

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30年余り太陽光発電に携わってきましたが、リタイアすることにしました。
これまでの経験を活かし、我が家の屋根太陽光発電や購入した分譲太陽光発電所の状況・運営・評価などをはじめ、太陽光発電の技術に関連したことを中心に呟いていこうと思います。

前回、予告しましたように、2019年のモジュール価格動向を振り返っておきたいと思います。使っているデータは PVinsights というサイトから私がずっと記録したもので、サイトの説明では多結晶パネルのメガソーラークラスの取引での最低価格と見られるものらしいです。変化がわかりやすいように2018年からの価格をプロットしました。下図です。

 

モジュール価格は、昨年5月末に中国が太陽光発電導入抑制策を発表した時に大きく下がる傾向が見られましたが、昨年の終わりごろから価格が安定してきた様子を見せていました。しかし、今年の中頃から再び価格低下が始まっています。この価格低下は、昨年5月以前と同じような割合で(図の点線)、この分だと、まだ価格低下は続くのかなという感じです。

 

しかし、どうなのでしょう。図のデータは最低価格と見られるもので、普通の価格は50-60/Wぐらいじゃないですかね。私の感覚では最近はあまり価格の低下が少ないのではと思うのですが、普通の価格と最低の価格の乖離が大きくなっているのでしょうか。

 

価格が下がるのは歓迎ですが、もうこの辺りでモジュールの価格低下は限界ではないかという気もしますがが、さて、2020年はどうなるでしょうかね。

 

ということで、では、皆様、良いお年をお迎えください。

 

 

 

 

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