元太陽光発電技術者の道楽ブログ

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30年余り太陽光発電に携わってきましたが、リタイアすることにしました。
これまでの経験を活かし、我が家の屋根太陽光発電や購入した分譲太陽光発電所の状況・運営・評価などをはじめ、太陽光発電の技術に関連したことを中心に呟いていこうと思います。

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すみません。

事後報告となりますが、ブログを下記に移行しました。

これまで並行して投稿してきたのですが、集計するのが難しくなり、下記に統合しました。

皆様にはご迷惑をおかけしますが、引き続き見て頂ける方は下記アドレスをご覧ください。

よろしくお願いします。

 

元太陽光発電技術者の道楽ブログ 太陽光発電ムラ 会員ブログ (solar-club.jp)

 

 

廃棄費用積み立てのガイドラインが公表されました。経産省はパブリックコメントを募集中のようです(廃棄等費用積立てガイドライン(案)に対する意見公募について)。

 

まずザっと見てみましょう。骨子は次のようなものだと思います。

●  積み立てには「外部積み立て」と「内部積み立て」が可能

●  外部積み立ては政府が認める機関で行い、積立金は毎月の売電金額から源泉徴収される

●  内部積み立ては政府の薦める方法に従って発電事業者が自主的に積み立てる

●  積み立てはFITの後半10年で行い、金額は売電金額に従って下表のように規定される

 

外部積立てにせよ内部積み立てにせよ、政府の指針通り積み立てることになるので、それほど大きな違いはないかと思いますが、私のような小規模の事業者にとっては、外部積み立てを利用するのが良いのかなと言う気がします。ただ、このような積立機関は第三セクターのような位置づけになり、甘い経営に陥りがちなので、そこは運営状況を透明化して防いで欲しいなと思っています。

 

で、気になるのは・・・

 

 

つまり、積み立て時には経費として認められないという点です。

 

このガイドラインを読んだだけでは良く判らなかったのですが、積み立て時は売掛金として計上しておいて、廃棄時に廃棄費用として損金処理することになりそうです。積立金は売り上げの一部で利益と見なされるため課税対象になり、その結果、事業者の資金となり、それを廃棄費用に充てるということのようです。廃棄時に廃棄費用を損金として計上する訳ですから、それはそれで筋は通っているのですが、問題は・・・、

 

廃棄時にはFIT期間は終わっているので売電売上はほとんど無く、廃棄費用を計上しても赤字になるだけです。実際には廃棄費用は積立金から充当されるので、赤字になると言っても帳簿上の話ですが、税金圧縮にはなりそうにありません。他に売り上げや利益があれば相殺できるのですが、無いと赤字が出るだけです。仮に廃棄費用が100万円で法人処理していると20万円ぐらいの損になるでしょうか。私の理解ではこうなるのですが、合っていますかね?

 

それで、その対抗策を考えてみました。FIT終了後に利益を送りこむ方法です。いわば合法的に「飛ばし」をやれないかということです。

で・・・、

太陽光発電設備の法定償却期間は17年ですが、FIT期間は20年ですので最後の3年間は帳簿上大きな利益を生じますね。この利益を廃棄時に送り込みたいです。

 

その方法として見つけたのが「経営セーフティ共済」。これは掛け金を損金処理でき、40か月以上積み立てたら全額解約できます。解約時には課税対象となりますが、FIT期間最後の40か月以上で積み立て廃棄時に解約すれば、最後の3年間の利益を廃棄時に送り込んで、廃棄費用の赤字と相殺できそうな気がします。もっとも、3年間の利益の全部を圧縮するには足りませんけれど、積立金の課税分は相殺できそうです。また、解約は一度しかできないので、発電所を複数持っている人は纏めて廃棄する必要があります。

 

経営セーフティ共済は、本来は連鎖倒産防止のために作られたものですから、その趣旨からは外れた使い方となりますが、違法ではないと思います。

 

この考え方、合っているかなぁ? 私の独断なのでちょっと心配です。誰か経理、税務に強い人教えてもらえませんか。

 

 

 

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2021年7月の我が家屋根の発電実績をまとめました。

 

●月平均一日発電量の推移

下のグラフは我が家屋根発電の経過で、赤線が今年の経過です。先月の実績は6月を少し下回りました。今年の梅雨は早く明けたので発電量は増えると思ったのですが、意外でした。7月としては2019年、2020年よりは良いのですが、これらの年が低すぎたので、今年の7月が良かったとは言えません。今年は5月、6月、7月成績が悪く、今年の年間発電量にも暗雲が広がってきました。

 

●他発電所との比較

下図に私がモニターしている他発電所の今年の成績の比較を示します。赤線が我が家屋根の実績です。他の発電所と同じように推移していますので、特にトラブルなどは起こっていないと見られます。

 

●投資回収率

検針票が届いている2021年5月分まで91か月間の売上実績で見ると、投資回収率は単純計算で78.3%でした。100%回収に要する月数は(91か月を0.783で割る)116か月となります。今のところ、全くメンテナンス費用が掛かっていませんので、ぎりぎり10年以内に元は取れます。

 

 

 

 

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