旭化成、ヘーベルハウスでRE100 | 元太陽光発電技術者の道楽ブログ

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30年余り太陽光発電に携わってきましたが、リタイアすることにしました。
これまでの経験を活かし、我が家の屋根太陽光発電や購入した分譲太陽光発電所の状況・運営・評価などをはじめ、太陽光発電の技術に関連したことを中心に呟いていこうと思います。

RE100というのは、このブログでもたびたび取り上げていますが、企業が事業活動に使う電力を100%再生可能エネルギーで賄おうとする国際運動のことですね。これまで日本からの参加は少なかったのですが、最近はソニーなど著名な会社が参加するようになってきました。そしてまた、旭化成ホームズも参加するというニュースがありました。(旭化成ホームズ、「RE100」に加盟 2038年に100%再エネ化)。

 

記事によると、旭化成ホームズの「ヘーベルハウス」や「へーベルメゾン」に設置した太陽光発電は累計360MW、その年間発電量は360GWになります。旭化成ホームズの年間電力使用量は33GWということなので、これまで太陽光を設置したお客さんの1割を利用できれば計算の上ではRE100になります。まぁ、同時同量の問題がありますので工夫しなければなりませんが、それは難しくないでしょう。

 

旭化成ホームズがRE100を目指すのは2038年ということで、まだ20年近く先の話になります。一方で、住宅太陽光のFIT10年ですから、これからヘーベルハウスに太陽光を設置するお客さんが卒FITになるのを待って、電力買取りを行っても十分に間に合います。意外に簡単にRE100を達成できるのではないかな。

 

私はFIT電気がRE100に認められないのは不公平だなと思っていましたが、卒FITなら認められるので、気長に構えれば大した問題ではないと思うようになりました。事業用太陽光発電が卒FITを迎える2031年以降は、一気にRE100が進むのではないですかね。そこを見越して、日本の会社ももっと積極的にRE100に参加したらよいのに・・・。

 

 

 

 

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