RE100というのは、企業が自社で使う電力を100%再生可能エネルギーで賄おうという国際的な活動で、イギリスのNPOが運営しています。民間活動で日本ではあまり知られていませんが、世界で約140社が参加し、その中にはグーグルやアップルなど著名な大企業も含まれています。その活動にソニーも参加するというニュースがありました(ソニーもRE100加盟、「自己託送」で拠点間の再エネ融通も検討)。
RE100に参加する企業は再生可能エネルギー100%にする計画を公表しなければなりません。ソニーは2040年までに再エネ100%にする計画だそうです。各事業所に太陽光などの再エネ発電設備を導入し、タイトルにあるように「自己託送」も駆使して再エネ100%に持っていくようです。
RE100の特徴の一つに、金融機関や投資会社が将来の再エネ市場に注目し、参加企業に積極的に投資してくるのではないかという期待があることです・・・まだ期待の段階ですけれどね。しかし、既に投資先が旧来エネルギーから再エネへとシフトしつつあることは現実に起こっており、今後、大手投資機関から再エネ分野への投資が拡大してくることは必須の状況です。従って、このような投資への期待から海外の大手企業がRE100に参加しているという面もあります。その一方、日本の企業のフットワークが悪いことに、私は少し心配しています。
ソニーのような著名な会社が参加することでRE100への認識が高まれば、日本の会社の参加がもっと増える可能性が高まりますね。RE100に参加する会社は自社の電気をすべて再エネで賄わなければならないので、当然、太陽光の普及も促進されるでしょう。
RE100には期待しているのですけれど、もっと日本で注目されてほしいなぁ。とにかく、この活動には注目です。
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