太陽光発電と言うのは非常にシンプルで取り扱いやすいものだと言えるでしょう。このためにいい加減な設置をしてしまう業者がいるのは困ったものですが、この特徴を活かして市民参加型の発電所を作るというのは良いなぁと思います。その一つの例が紹介されていました(太陽光の屋上設置に新機軸、ユーザー参加型の体験型施工サービス)。
電気工事などの専門の作業は業者が行いますが、荷物の運搬や組み立てなどの作業をユーザーに参加してもらい、体験してもらうとともにコストダウンにもつなぐことができるようです。写真を見ますと、ユーザーは若干ヒマそうですが(笑)、あまりこういう体験をしたことが無い人たちにとっては有意義になるでしょう。体験することによって、ユーザーの意識が向上し、保守もしっかりやってくれそうな気がします。
さて、体験型の話に加えて、ここの太陽光発電の設置方法にも特徴があります。下の写真のような太陽電池を屋根に設置しています。
これはドイツの会社が提案したD-Domeと呼ばれる架台を使っているそうです。これ、NTTファシリティーズのM型工法(太陽光発電を丸ごと提供、「M型工法」で狭い土地でも発電量アップ)に似ていますね。同じようなことを考える人がいるのですね。ただ、M型工法が野立てを対象にしているのに対し、D-Domeは陸屋根住宅への設置を対象としています。この形だと耐風圧強度を確保しやすいので、アンカーを用いない容易な工法が可能になったようです。
陸屋根用なのでかなり設置対象は限定されてしまいますけれど、体験型を組み込んだ取り組みは面白そうです。
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