太陽光発電で不正や偽装が無ければ良いのですが | 元太陽光発電技術者の道楽ブログ

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30年余り太陽光発電に携わってきましたが、リタイアすることにしました。
これまでの経験を活かし、我が家の屋根太陽光発電や購入した分譲太陽光発電所の状況・運営・評価などをはじめ、太陽光発電の技術に関連したことを中心に呟いていこうと思います。

三菱自動車やスズキの燃費偽装が問題になっています。私が自動車を買う際に、燃費は車を決める大きな要素になっていますが、実際に買ってから燃費を確かめることはできません。ただメーカーの言うことを信じるだけなので、それが嘘というのは困ったものです。




このように確かめることのできない性能指数というのは案外多くあるような気がします。旭化成が誤魔化した基礎の問題もそうですし、食品の産地なども確かめるのは難しいですね。そういえばエアコンなどの省エネにも何か指数があったような気がします。これらには正しい値を示してほしいものです。



さて、では太陽光発電は大丈夫かというと・・・、

太陽光発電ではまず太陽電池の変換効率はどうでしょうか。これはJETなどの公認機関の認証を受けている限り大丈夫でしょう。認証なしの太陽電池は怪しいかもしれません。パワコンの変換効率は簡単に確認することができるので、まず嘘はつかないと思います。太陽光発電は大丈夫だと思いますが。



ひとつ気になるのは架台の設置強度、特に耐風圧の強度ですね。分譲の太陽光発電所などを見ているとあまり仕様として明示されていませんが、そのため意識しないで購入しているオーナーも多いのではないかと思います。一応、電気設備技術基準が定められていますが、検査規定や罰則規定が無いため基準順守は設置側の善意に任されているようなところがあります。



実際、写真のように見るからに危なそうな太陽光発電所もあるようです。技術基準が守られていないのではないかと思われますが、ちょっと手出しのしようがありません。これは偽装になるのかどうか良く判りません。



事故、特に人身事故が起こらなければ良いのですが。








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