こんばんは。

大好きな安城市の在宅医療に貢献したい!

日だまり訪問看護ステーション

看護師 山田万理です。





利用者さんのご主人から
パワハラを受けて心が凍り付きました。
ホントに怖かった。
ボイレコを持っていなかったことを
今日ほど悔やんだことはない。

昼から一升以上日本酒を飲み続ける
アル中のご主人と2人で暮らす
パーキンソン病(中等度~重度)の
Tさん(79歳)を担当しています。
訪問看護の目的は
症状観察、内服管理、歩行訓練。


今日、お宅に着くなり
「あんた仕事しっかりやれよムカムカ
無責任なことやっとるじゃねえぞ。
デイケアは始まらんし
リハビリだって20分しかやってくれんぞ。
この役立たずのくそ女」
鬼の形相で罵詈雑言を浴びました。


先日、アル中のご主人に代わり
ボランティアで病院受診に同行して
主治医から外来の通所リハと
デイケア(施設通所リハ)週2回を
指示されました。

私はケアマネジャーではないので
サービス調整はできません。
外来の看護師さんが
私からケアマネジャーさんに
相談しますと言われたので託したのです。

10日経っても動きがないのは
私のせいではありません。

ご主人に訪問看護の役割を説明して
サービス調整はケアマネジャーに
相談するように言うと
「お前は仕事放棄するのか。
じゃあ部外者だな、帰れムカムカ
お前の顔なんか見たくねえわ
早く帰れ!!」
と言われ

Tさんが
「山田さんの仕事じゃないんだから
そんな大きな声を出さなくても。
山田さんは、薬の管理と
歩く練習のために来てるの」
と、パーキンソン病特有の振戦する手で
私を守ろうとしてくれました。




「このくそ女は薬の管理も
ろくにできんじゃねえか!
まあお断りだ、帰れ、2度と来るなムカムカ

私は、朝昼夕と定期的に内服する薬を
ピルケースにセットしていますが
セットするようになったきっかけは
ご主人が薬の区別がつかずに
適当に内服介助していて
症状コントロールが不良だったからです。

痛いときや便秘時の頓服薬は
別保管で本人が症状に合わせて
取り出して内服しています。

私がセットしている薬が
間違っているというご主人に
「薬の包装は似てるけど
まったく作用が違うのです。
今までのご主人の管理方法だと
ダブル内服して危険なんです」
と言うと

「うるさい、黙れ!
お前が医者から聞き間違えとる。
どういう管理をしとるだ」
至近距離で怒鳴りつけます。
(マスクを着けていて下さったことには感謝します)

ご主人は、聴く耳持たないし
自分は正しいと言い張るし
思わず私は
「ご主人、冷静になって頂けませんか。
私は今、とても恐怖を感じています。
警察に通報します。」
と言いました。

勢いよく立ち上がったので
殴られるかと身をすくめた
私の隣 のドアを開け
ガラスが割れるかと思うほど強く閉め
「俺は家を出る!」
と言い捨てて出て行ってしまいました。

Tさんが
「お酒が入るともっとひどいの。
気持を切り替えて深く悩まんように
52年連れ添ってきた。
もう限界かもしれない。

誰にも言わないでね。
肋骨折ったのはお父さんの暴力なの。
2週間前は鎖骨と肩にヒビがはいった
大ごとにしたくないから
全部転んだことにしてる。」
と苦しい胸の内と
衝撃的な話を打ち明けられました。

黙ってはおけません。
傷害罪ですから!

どれほどの恐怖に怯えながら
52年間寄り添ってきたのだろう。
私は、悔しさ、怒り、怒鳴られた恐怖で
涙が止まらなくなりました。
Tさんと二人で泣きました。


明日、別居の子とケアマネジャー
地域包括に報告します。
要介護3のTさんは
日常生活全般に介助が必要です。
Tさんを安全な場所に避難させた後
日だまり訪問看護は撤退します。

ご主人は内情を知られたくないので
「お前以外の人間は来るな」
と言いました。
こっちだって願い下げだわ!
私の大事な可愛いスタッフを
こんな危険にさらすなんてできません。




社長の私の仕事は
会社とスタッフを守り
スタッフがキラキラキラキラ
輝く場所を作ることです。
下矢印

 



事業所に戻ったら
緊張の糸が切れて引っ込んだ涙が
またまた溢れてきます。

話を聴いてもらい少し落ち着いて
「甘い物を食べましょう
どのケーキスイーツにしますか?」
とスタッフが言います。

3月18日は私の苦手が全部得意な
事務員(実妹)のお誕生日誕生日ケーキ

日だまり訪問看護は
スタッフのバースデー前後で
みんなでケーキを食べてお祝いします。

いつも妹が用意するケーキですが
今日はスタッフが訪問帰りに
用意してくれました。
昨年は私が走ったんだった。
早いな、もう1年が経つのか…

みんなでケーキを食べながら
話をして笑って浮上して
午後の訪問を無事終えました。
みんなのおかげです。
大好きラブラブ 
いつもありがとう。


家に帰ってからは旦那さんに話して
「ボディガードとか雇わんといかんね。
二人で行かないと危ないって」
とアドバイスがあり
来週はケアマネジャーさんか
地域包括支援センターのスタッフの方に
同行してもらおうと思いました。

旦那さんが作ってくれたご飯を食べて
体を満たし
その後はソファーでゴロゴロして
面白い動画を観まくって
心に栄養をあげました。



先日、娘と一緒に
韓国ドラマ『女神降臨』を観て
チャウヌくんにどっぷりと
はまってしまいました。
キレイなお顔で努力家で
歌手、モデル、俳優と活躍しています。

チャウヌくんは
ASTROというグループのひとりで
グループでいろんなことにチャレンジする
動画を観ると元気になれますグッ

メンバーの仲が良くて
いつもみんなで笑っているし
お互いに信頼していて
それぞれを認めて尊敬しているのよね。
心理的安全性の高い
日だまり訪問看護に似たチームです。

動画を観ていて
娘がハングルを学ぶ気持ちが
よく分かりました。
めっちゃ楽しそうだけど
日本語字幕ないと
なんで楽しそうなのか分からんのアセアセ

ハングルよりも英語の方が
まだ理解できるから
日本語字幕じゃないのは 
英訳されてる動画を観ています。

チャウヌくんは
英語も中国語も喋れるんです。
世界で羽ばたくには
第2第3言語を習得すべきだね。

たくさんの笑顔を見たから
元気になりましたチョキ

勢いに任せて感情的に
ケアマネジャーさんに連絡しなかった
自分を褒めてあげる。

でも、暴力はいかん。
絶対にダメ。

明日、ケアマネジャーと地域包括に
報告します。

『ことばでも 
ぼうりょくふるっちゃ いけないよ』
上差し
心優しい息子が小学2年生の時
人権週間に作った標語です。


それでは今日はこの辺で。
最後までお読み頂き
ありがとうございました。