小さな親切で笑顔になれる | Mrs.Waywardのひとりごと

Mrs.Waywardのひとりごと

アメリカ暮らしの中で体験すること、感じること。

昨日こんなことがあった。

 

近くのスーパーに買い物に行ったときのこと。

 

オットが飲むダイエットペプシがセールだったので12缶パックを4パック、カートに入れようとしていた。ここで12缶パックを買うと、いつも多くの外箱が裂けていたり潰れていたりして汚い。そこで(まあ大抵中身に破損は無いんだけど)なるべく潰れてない箱のを探していると、そこにいたグループ客の一人が、

 

「ほら、これ、箱がキレイよ」と私に差し出してくれた。それはペプシで、私が探していたのはダイエットペプシだったんだけど、「探してるのはダイエットの方なんだけど、でもどうもありがとう!いつも箱汚いよね~、アハハ」という会話があった。

 

その後、冷蔵食品の方へ行くと、棚の隙間から、向こう側に人が歩いてるのが見え、私がこのまま角を曲がっていくと、カート同士がぶつかるだろうと思って、ちょっと足を止めた。が、向こう側の人が曲がってこちらにくる気配がない。そして、そろりそろりと顔を出してみると、向こう側にいた人が止まっていて私に笑顔でこう言った。

 

「隙間からあなたが見えて、きっとこっちに曲がってくると思ったから止まってた。ウフフ」

 

私も笑顔で、「あら、ありがとう!」

 

会計を済ませて駐車場で車に荷物を積み、カートを返そうと、カート置き場を探していたら、スーパーの方へ歩いていくオジサンが、

 

「ボク、店に入るから、それ使うから持ってってあげる」と、カートを持って行ってくれた。

 

「それはどうもありがとう!」

 

これらのことが、一回の買い物の間にあった。

 

へ?それってそんなに特別なこと?と思ったそこのあなた。

 

アメリカでは、あまりないのよ。多くの人がイライラしていて他人のことなんか気にかけてない。お店で言うなら、店員もお客さんもね。日常生活の中で、赤の他人からこうやってほんの小さな親切を受けることってありそうでなかなか無い。

 

昔まだ私が日本に居て、姉がアメリカに住んでいた頃、手紙で(まだメールとかラインは存在しない時汗)こんなことを書いてきた。

 

「今日、スーパーで凄く愛想がいい店員がいたのよ。笑顔で接客してもらうだけでハッピーな気分になる照れ

 

当時はピンと来なかったのだけど、今はその意味がわかるビックリマーク

 

姉の言いたかったのは、普段あまりにも不愛想な人たちが多いから、たまに愛想のいい人に会うとラッキーだと感じる、そんな小さなことでも一瞬ハッピーになれる、ということだったんだろうね。

 

昨日の帰り道、私も気分が良かった。こんな小さなことで人間ってハッピーになれるものなのね。

 

でも、こういうの、大切だよなぁ。自分も他人に親切にしてあげないと、と思う。日常的にそうしようとしてるけど、自分がイライラしている時とかは、私も結構不愛想だったりするから。

 

いつもどこかで誰かに小さな親切ができるような心の余裕を持っていたい。