もう笑えない、友人の予言 | Mrs.Waywardのひとりごと

Mrs.Waywardのひとりごと

アメリカ暮らしの中で体験すること、感じること。

昔、大学生だった頃の友人に、キョウ子さんという年上の女性がいた。一回り以上、年が離れてので、キョウ子姉と呼んでいた。

 

30代後半でアメリカ留学しに来ていたキョウ子姉。結婚も諦めかけていた頃、年下のアメリカ人男性と知り合って、トントン拍子にハナシが進んで結婚した。

 

キョウ子姉は英語もあまり得意ではなく、もしこの結婚が上手く行かなければサッサと日本に引き揚げていくような人だと思っていた。

 

すると、結婚後まだ何年も経っていないというのに、キョウ子姉、

 

「私、アメリカの市民権取ることにしたわ!」

 

と言う。

 

そういうタイプと思ってなかったのでビックリして訊いた。

 

「なんで、こんなに早急に?」

 

すると彼女の答えはこうだった。

 

「だってね、ウチは旦那がアメリカ人でしょ。いつかどこか外国に旅行に行ったりしたときに、事件に巻き込まれて人質に取られちゃったりした時、アメリカ政府が仮に救出に来てくれたとして、私の国籍がアメリカじゃなかったら私だけ救出して貰えないとかありえるでしょ?だからよ。」

 

「キョウ子姉、可笑しすぎ~!何、その理由って!」

 

これ、20年以上も前のハナシで、まだ誰もそこまでテロの恐怖を身近に感じてなかった頃だったこともあり、私は大笑いしたものだった。

 

うずまきうずまきうずまきうずまきうずまきうずまきうずまきうずまきうずまきうずまきうずまきうずまきうずまきうずまきうずまきうずまきうずまき

 

そして、ファストフォワードして今。

 

横浜港に停泊したままのクルーズ船ダイアモンド・プリンセス。

とうとうアメリカ政府がチャーター便で自国民を救出した。

 

テロの人質救出とは違うとは言え、私の脳裏にまず浮かんだことは、

 

「もし私達家族がこれの乗客だったらどうなった?」

 

私はまだアメリカの市民権を取っていない。永住権だけ。

仮に家族全員、検査結果が陰性だとしても、国籍がなければ、

 

「あなたはダメで~す。アメリカ国民じゃないからね。」

 

って取り残されるのか?

 

そして、蘇って来た、20年前のキョウ子姉のあの予言叫び

(予言って言ったら大袈裟だけど汗

 

日本のパスポートはあと7~8年くらい有効だけど、私もサッサとアメリカ国籍を取るべきだな、と強く感じさせられた出来事。

 

それにしても、外から見ると優雅な佇まいのあのクルーズ船。

中は大変なことになってるんだろうな。もう二週間もずっと停留したまま。しかも大半が50代以上らしく、感染しているしていないに関わらず体力だって持たないだろうし、精神面でもすごく苦痛の筈。船内の感染がもっと広まる前に下船させて検疫措置ってできないんだろうか。