子供の前でFボム | Mrs.Waywardのひとりごと

Mrs.Waywardのひとりごと

アメリカ暮らしの中で体験すること、感じること。

「今度、道路に小石を見つけたら、もう外で遊ばせないよ!」

 

ケイトが子供達をそう脅した二日後の月曜日。

私の三人の子供達が近所の子供と一緒に外で遊んでいると、

ケイトが家から出てきて、自分のドライブウェイに立ち、

腕組みをして黙って子供達の遊ぶ姿を15~20程睨んでいたらしい。

 

「らしい」というのは、その時たまたま帰宅した同居中の義兄が

うちのドライブウェイに駐車したまま車中で自分の父親と電話中、

そのケイトの姿を見ていたからだ。ずっと子供達を見ているその

様子がおかしいと思った義兄は、携帯でケイトの写真を撮った。

後で、弟(夫)に、「隣のバーサンがこんな怖い顔で子供達を

ガン見してたぞ~」と見せようと思ったらしい。

 

その数分後、子供達が使っていたボール(ゴム製の、

当たっても痛くない柔らかいもの)が一度地面にバウンスしてから、

「うちの」ガレージのドアにポンッと軽く当たった。

 

それを見るや否や、ケイトはうちの子供達に怒鳴りつけたらしい。

 

「それは2,000ドルもするドアだよ!ぶつけて凹みでも付けたら

どうする!あんた達のお母さんを呼んできな!」

 

そして次女が私を呼びに来た。

「ママ、ケイトが呼んでる~」

 

出て行くと、ケイトは自分の敷地内(ここ、のちに重要)

に立ったまま怖い顔をしている。

 

「あんたの子供達、ガレージのドアにボールをぶつけたよ。

これは2,000ドルもするドアだってこと分かってるのかい?

いつもここで遊んで小石を散らして、人のプロパティを荒らして!」

 

「小石はもう散らかしていないし、万が一そうした場合は元に

戻すように言っています。人の前庭やドライブウェイにも入らない

ようにとも言ってあります。子供は外で遊びたいし、これ以上

どうしろって言うんですか?うちの裏庭には遊べるスペースは

ないんです。」

 

「そんなの私の知ったことじゃないね。あんたの子供達だろう?

公園で遊ばせればいいんだ。そんなに遠くないんだから歩いて

行かせればいいじゃないか!」

 

そのへんで、もう、私は彼女の理不尽な言い方に、腹が立つやら

悲しくなるやらで不覚にも涙が。他人に涙など滅多に見せるタイプ

じゃないのに、自分の子供達や近所の子供の前で。

(ちょっと離れた所で様子を見ていた近所の女性も居た)

 

「それに、その男の子は誰だい?あんたの子かい?」

(近所の男の子で、ウチの次女が好きでいつも遊びに来る子)

 

「違います」

 

「だったらなんでそこに立ってるんだい?

あんたんちじゃないだろう!」

 

と、その男の子にまで言いがかりを付ける始末。

彼が立ってる所はこ「うちの」ドライブウェイなのに!

 

「遊びに来てるからそこにいるんです!」

何て言う私の言葉は聞いていないケイト。

 

私もその時神経が高ぶっていたので、彼女が言ったことの

すべてを覚えている訳ではない。

 

とにかく覚えているのは、うちとケイトの家の間の、前庭の

共有エリアに小石が敷いてある部分に次女が立って

じっと私達の様子を伺っている時(そりゃあ、母親がギャンギャン

噛み付かれているわけだから、心配で見ている訳で)に、

 

「あんた、そこ、今うちの敷地に立ってるって分かってるのかい?!」

と怒鳴り、

 

(真偽はともかく、共有とは言ってもその小石の敷かれたエリアの2/3

はケイト曰く彼女の敷地(!) だそうで、すなわち真ん中に立っていた

次女は、ケイトの敷地に立ってトレスパッシングしてる、ということらしい。)

 

次女が慌てて一歩下がると、

 

”See? Duh!”

 

とバカにし、また私へギャンギャンと吠えた後、

 

”This is not their f@#$%!ing playground!”

 

と、うちの6歳の息子もいる前でFボムを落としたこと。

それが私がよ~く覚えていること。

 

うちの子供達、いい年した大人が生でFワードを使ったのを

聞いたのはこれが生涯で始めて。我が家では絶対使わないし、

そういう言葉の入った映画やTVショーも見せていない。

 

その後、涙が止まらない私を見てちょっと焦ったのか、

今度はダメージコントロールにまわるケイト。

 

「私はね、別にあんたに怒ってるわけじゃないんだよ。

あんたの子供達が悪い。ほら、お前(次女に向かって)、

お前達のせいでお母さんは泣いてるんだ。泣かせて

気分がいいかい?お母さんは悪くないんだ、でも、

 

From now on, you are on my SHIT list!

と・・・。

 

次女、そんな言葉を他人から浴びせられたのも始めてで、

可哀想に、思いっきり固まってる。

 

その後もケイトは私をなだめようと色々言っていたけれど、

よく覚えていない。気分を落ち着けたいなら、ワインでも

一杯飲むかい?なんて言っていたと思う。ハグもされた。

 

そんなやり取りの後、家の中に入ったものの、胃の中が

ムカムカして、キリキリ痛んで、立っていられなかった。

夕飯に作ったポテトチャウダーを温め、オーブンにコーンブレッド

を入れ、それが焼き上がるまでは何とかキッチンに居たが、

その後はベッドに倒れ込み、夫に電話を掛けて事情を説明した。

 

キッチンに居る間、家に入って来た義兄がなんだかんだと

言ってきたが、私は一言もしゃべることができなかった。

 

正直、車の中にずっと居てすべて見ていたのだったら、

なぜ、出てきてくれなかったのか、なぜ、家の中に入るや否や

「あんなバーサンの言うこと、気にしなくてもいいんだよ」

なんて軽く言ってくるのか、理解出来なかった。

一緒に住んでいても、借りているのは夫と私。

自分の問題じゃないものね。

 

まあ、本当に腹を立てるべき相手はケイトなんだけど。