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自分が覚悟を持って、どう考えるか、だけなのだろう。
◇
今日は、青色申告導入講義というものに参加してきた。
実は、約10年前に一度友人と開業したことがあり、
その時、青色申告を3年経験した。
つまり、3年で廃業したということだ。
◇
青色申告は、希望すると、2年間にわたり
個別の記帳指導が年4~5回受けられる制度がある。
1回目の開業の1年目の担当税理士の先生が女性だった。
私たちが女性だったこともあって、非常に熱心に教えてくださった。
先生の事務所に伺って、教えていただいていた時、減価償却の話になった。
備品を5年で償却する、という手順を教えていただいていたとき、何気なく、私が言った。
「3年目になっても赤字だったりして。」
「3年目になっても赤字だったらつぶれます!」
ぴしゃり、と言われた。
その時の鋭い語調に、ちょっとびっくりした。
3年目になっても赤字。その時は、本当に何気なく口にしたけれど、
それは3年後に事実となった。
◇
いまにして思えば、どこかで、「開業は失敗する」と思っていたのだろう。
ちゃんとした覚悟があって開業したわけじゃなかった。
鍼灸専門学校の3年生の時、同じクラスの友人から、
一緒に開業しない?と誘われたのだ。
開業してみて、毎月の売り上げが一定しないのが、
とても怖かったし、それが続くと思うと、うまくいく気がしなかった。
◇
その頃、ずっと思っていたことは、
「自営業の家に生まれなかったから、慣れていないから、
うまく経営できると思わない。」
それは、私が見つけた、「開業が失敗する」もっともな理由。
◇
「自営業の家に生まれなかったから、慣れていないから、
うまく経営できると思わない。 」
という考えは、
廃業して勤務に戻ってからも、ずっと心の中にあった。
◇
しかし、勤務先を辞めると決めてから今日までの約1年間、すっかり忘れていた。
◇
人の考えは、簡単に変わるものだ。
と、我ながら呆れている(笑)。
要は、自分が覚悟を持って、どう考えるか、だけなのだろう。
◇
あの頃は、失敗したらどうしよう?とずっと思っていた。
今は、失敗って、誰が決めるんだ?と思っているぐらいだ。
何をやっても大丈夫。
ただ、自分の心が喜ぶことをする。
それだけだ。
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~人には幸福な未来を選び取る力がある~
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