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これから私は、どんなものになっていくのか
◇
自分が変容した、と思った機会は、いままで2度。
社会人になった時はカウントしないとして、
1度目は、グループリーダーになって、プロジェクトの責任を負った26歳の時。
初めて、人がちゃんと働くか、期日通りにプログラムを書き上げるか、を疑った。
嫌な人間になっていく、と思った。
◇
2度目は鍼灸専門学校に進学したとき。
あぁ、自分が中心となってものごとを進めていく役ではなくなった、と思った。
主役は、治っていこうとする患者さん。
私たち鍼灸師は、それを待つ役。
「そうでもないよ。」
と先生は言ったけれど。
◇
そして、期せずして、今回が3度目。
何が起こっているか?
◇
実は心屋上級ワークショップが終わった翌日、右の耳鳴りが始まった。
さらに、右半身が痛くて、体がだるくてたまらない。
4月末に勤務を辞めてから、睡眠は2時間連続しなかった。
まぁ、それはいい。
ハイになっているのだろうし、いつかは治まるだろう、ぐらいに思っていた。
しかし、耳鳴りとカラダの痛みが追加されるとは、何かを知らせているのかもしれなかった。
◇
ずっと気になっている人がいた。
フェイスブックでの投稿が、いちいち響く。
「ビジネスとは、自分の愛を表現し、人の命を輝かせ、幸せを分かち合うこと」
(笠松拓也)
?
今まで、そんなこと、考えたこともなかった。
でも、算命学鑑定をしてくださった秋田由理さんも、ずっと同じことを言っている。
◇
私が今まで持っていた考えでは、
ビジネスは対価。
分かち合うものではなかった。
ちゃんと治療をするのは大前提として、その先に、治療計画を話し、次の予約を取り、できれば回数券での治療を勧める。
それが当たり前。
そこに「自分の愛を表現」したり、「幸せを分かち合う」というような機会はない。
そりゃ、患者さんが治ったらうれしいけれど。
◇
そして心屋上級ワークショップ。
二条まりあさんが最後に書いてくれた言葉は、
「あなたの明るさ、あなたのほがらかな笑顔、地球を幸せにするぐらいの大きな力、その愛を惜しみなく自分に与えてね」
愛を自分に与える。
あふれ出るぐらいに与える。
そうして、自分という器からあふれ出た愛を、相手に渡す。
それは「分かち合う」ということではないのか?
◇
とても抽象的な考えで、それがどうした、というものでしかない。
でも、この考えに足を踏み入れてしまうと、「ビジネスは対価」という世界に戻れない。
「夏の水着姿のために、痩せるなら今!」というキャンペーンを打たないと!
から、どんどん遠ざかる。
◇
自分を満たすとは、どういうことなのか。
そういう状態がある、
そしてさらに、他者と分かち合うことができるんだろう、
と薄々わかっているから始末が悪い。
◇
さぁ、今までと違う世界に、うっかり足を踏み入れてしまった。
でもそれは、実は、自分が望んでいたものなんだろう。
ここで生きてみたい、と望んでいたんだろう。
だから、意識の変容を受け入れるために、カラダがきしんでいるんだろう。
私は、何者になるんだろうか。
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