うつ改善セラピスト 横山玲子 のプロフィールは こちら
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幸福とは、愛しいという気持ちで、自分を満たすこと。
仕事とは、交流によって、それを他者にも循環させること。
そして、どんな人にも、幸福な未来を選び取る力がある。
◇
大学を卒業して就職した年の8月、新人研修のために入っていた沼津の工場内の寮に、電話がかかってきた。
大学の頃、お世話になっていた博物館学芸員の方からで、
「博物館の学芸員の募集がでましたよ!」
大学時代、私は文学部に在籍して、博物館学芸員になりたかった。
そして、どういうわけか、IT企業(当時はそんな言葉はなかったけど)に正社員として就職した。
入ってまだ半年にもならない会社。
でも、夢見てきた学芸員の募集。
お盆休みに、博物館に話を聞きにいった。
「身分は嘱託職員で、もちろん、いろいろ雑用もやってもらいます。」
◇
そこから、本当に悩んだ。
子供が大人になる過程だったのだろう、このまま体調を壊して、会社を辞められたらいいのに、と思うぐらいに悩んだ。
公園で考えたまま動けなくなって、通りがかりの人に、心配して声をかけてもらったこともあった。
私が本当にやりたいことは何なのか。
初めてちゃんと考えた。
◇
最終的に決め手になったのは、
「君は、まだ入り口に立ったばかりなんだ。
もっともっと広いコンピューターの世界を、見せてあげたいんだ。」
という上司の言葉。
目の前に広がる未来を感じた。
◇
そして、自分がこれだけ考えて決めたんだから、そうしよう、と思った、自分への信頼。
この経験は、私の土台になった。
この私を、信頼する。
◇
その時、同時に、決めるのには、体力がいる、と痛感した。
意外だが、気力を支えるのは体力。
◇
その後、いろいろな経験をした。
コンサルに人前で罵倒され、息ができなくなったこともある。
月曜日にやるべきことを考えていて、日曜日の夜に全く眠れなくなったり。
カラダはガチガチになった。
そして、決めることができなくなった。
あれも気になる、これも正しいかもしれない、でもあれも…。
◇
何だって正しい可能性がある。なんだって間違ってる可能性がある。
選んだものが「正しかった」とするために、仕事があり、行動がある。
いまはそう思えるけれど、
本当にしんどい時、人は決めることができない。
◇
今、私は、自分なりの「幸福の概念」というものを作っている。
今風にいえば「世界観」だろうか。
私が「幸福」を考える過程で、めちゃくちゃ出てくるのが、「選ぶ」「選択する」という単語だ。
私は、「選び取る」自由、というものを重視しているらしい。
◇
幸福とは、愛しいという気持ちで、自分を満たすこと。
仕事とは、交流によって、それを他者にも循環させること。
そして、どんな人にも、幸福な未来を選び取る力がある。
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うつとは、幸福な未来を選び取る力を失っている状態。
うつが改善すれば、その力を取り戻せる。
そのために、カラダをゆるめ、改善に導くのが、私の仕事。
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~人には幸福な未来を選び取る力がある~
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