扉の向こう側 | うつ改善セラピスト 横山玲子 /カラダをゆるめたらうつは3か月で良くなる! 

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私には、子供がいない。

 

正確には、子供を生むのが怖くて、色々あって、結局子供は持たなかった。

 

昨日のブログを書きながら、まだ納得していないところがあった。

 

あの時点では、あれは全くの真実。嘘ではない。

 

でも、扉の向こうに、まだ、何かがあるのも分かっていた。

 

もっと言えば、それが何であるか、も実は分かっていた。でも、言葉にできなかった。

 

***

 

女で、一級品である自分。

 

それは自分で認めてやらなくてはならない。他の誰に認めてもらっても納得できない。

 

では、どうやって認めてやればいい?

 

***

 

母はいつも、子育てに関して、成績発表におびえているような感じだった。

 

子供たちは、ちゃんと育っているか。私の子育ては、間違っていないか。

 

学校の成績はよく、体育もできて、性格も良い子。

 

そんな子供に、育てなければ。

 

 

今になってみれば、それは親として当然の望みで、心配事項で、でも完璧に育つとはどこか思ってはいない、ということは分かる。

 

でも、子供が産める年齢の間、私はずっとおびえていた。

 

母の希望は叶えなければならない。子供の頃からそうしてきたように。

 

でも、そんな「母」にはなれない。なれそうもない。

 

***

 

男ではない、そして母になりたくない私は、女としても二級品。

 

***

 

化粧ができない理由は、そんなところにもあったのだろうと思う。

 

***

 

そして、今日。

 

ふと。

 

男でも、「母」でもない自分。

 

左端を「男」として、右端を「母」とした物指しがあったとして、私は真ん中あたりをウロウロしている。

 

中途半端。

 

でも。

 

左端に位置する、完全な男っているのか?

 

右端に位置する、完全な母っているのか?

 

 

みんな、それぞれの位置で、みんな中途半端。

 

 

でも、みんな一生懸命。

 

 

扉が開いた、と思った。

 

中途半端な、お人形の私が、ぼんやりした顔で、足を投げ出して座っていた。

 

***

 

その時その時、必死に選択してきた。

 

間違った選択もあった。ぬるい選択もあった。

 

でも、その時は、一生懸命考えた。

 

その自分を認めよう。

 

完璧な人なんていない。

 

みんな間違う。

 

でも、その自分なりの選択をして進む自分を、愛しいと思う。

 

 

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