私は女で、私は一級品。 | うつ改善セラピスト 横山玲子 /カラダをゆるめたらうつは3か月で良くなる! 

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子供の頃から、ずっと成績は良かった。

 

でも、1番じゃない。

 

先頭集団にはいても、1番じゃない。

 

子供の頃は、自分の努力が足りないからだ、と思っていた。

 

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時々書いてきた、「おまえには華がない」と言われた、という話。

 

華がない、とは、その場でトップではない、すなわち1番ではない、ということ。

 

 

 

でもそれ、いつも、じゃない?いつも2番だよね?

 

なぜだ?

 

最後の最後で、譲る、んだ。他の誰かに。

 

だから2番なんだ。

 

では、なぜ?

 

1番になったら、何か怖いことが起こる、と思っているのか?

 

違う。

 

 

2番でなければならない、と思っているんだ。

 

 

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時々出てくるキーワード。子供の頃の私に向けられた言葉。「男だったらよかったのに。」

 

すなわち、女である私は二級品。

 

一級品である男に、譲らなければならない。

 

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実は、私は男性に非常に厳しい。

 

特に自分より上に立つ男性に。上司とか、今回のカウンセリングとか。

 

それは、自分が二級品である、と思っているから。

 

一級品なら、しっかりしてほしい。迷わないで、私を導いて。ちゃんとして。

 

上に立つ人は、そういう私からのプレッシャーをひしひしと感じるらしい(笑)。

 

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でも、ということは、本音は違うことを言っている。

 

私は二級品じゃない。女である私は、二級品じゃない。

 

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化粧をする。

 

チークを塗る。

 

ティッシュでぬぐう。

 

口紅を塗る。

 

ティッシュでぬぐう。

 

どんどん色は薄くなる。ぼやける。

 

消しゴムで雑に消すみたい。

 

顔の上に、はっきりしたラインはひとつもない。

 

その行為が、我ながらずっと謎だった。化粧をしたいのか、したくないのか。

 

最後の最後でおびえたように線を消す。

 

***

 

本音は違うことを言っている。

 

私は女で、私は一級品。

 

化粧をしよう。ちゃんと装って。

 

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だから今日、化粧をして、ぞくぞくしながら、線を消さなかった。

 

アホちゃうか、と思って、アホとちゃう、とアクセサリーをした。

 

***

 

今日のカウンセリングで、私はこう言った。

 

かなりのところまできたと思う。でも、まだもう一息、ということもわかる。

 

その最後の扉の向こう側が怖い。

 

そうしたら、こういわれた。

 

 

「でも、扉の向こう側に何があるかなんて、開けてみないとわからない。」