2646 FN1910 (1) | 国内規制適用外

国内規制適用外

日本製輸出仕様と実銃

50代も若者扱い  

 

by  くりちゃんさん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1962   United Kingdom

 

007 Series   Dr. NO      1962    United Kingdom

この映画のボンドはWalther PPを使っているが、このシーンだけFN 1910に変わる。

消音器つきPPを用意できなかったため、シルエットの似ているブローニングを使ったようだ。

007シリーズの世界的な大ヒットで、PPKは一躍有名になった。

ハンドガンを所持できない日本はこの頃にMGCがPPKのモデルガンを出していて、007シリーズの爆発的な人気で大儲けした。

モデルガンのPPK開発時点でまだ007シリーズは公開されていなかったから、MGCは大変な幸運に恵まれたわけだ。United Artists社と話をつけて早くからタイアップしたMGCの努力もあるが、もしJames Bond=PPKのイメージがなかったら、その後のMGCはだいぶ違ったものになっていたと思う。

FN1910は、昔から日本人にも馴染みのある銃だった。1965年に発売されたMGCブローニングも、運良くDr.NOにFN1910(実銃ベースの小道具)が使われたことで大ヒット商品になった。

当初、映画Dr.NOは当初あまり注目されず、007の人気が出たのは第二作のFrom Russia With Loveからである。

中ヒットした第二作めを観た人が、後からこのDr. NOを知って映画館に足を運んだ。これは、大ヒットになった第三作のGoldfingerでボンドを知ってから第二作目を観に行ったのと同じ現象だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

1964

 

Photos   Internet Movie Firearms Database

 

MGCブローニングの発売は1965年。この映画は1964年。

日本でモデルガンの製造が始まる前から、映画ではFN1910やColt1903がよく使われていた。他の映画でもコルト風の銃からマガジンを抜くシーンを見たことがあるので、時々そういった特注品を作ったり、実銃を借りてきて撮ったりすることがあったようだ。

これは電着式に見える。昔は警察官立ち合いで撮影に実銃を使えたのである。