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増税メガネとNHK
by さばねこさん
この広告が載ったすぐ後くらいに、堀内商店はモデルガンの取り扱いをやめたようだ。経営者はMGCと親交があり、業界分裂を機に中立的立場をとると決めたのだろう。
後で1966年の本を調べてみるが、1965年冬頃のこれが堀内商店で最もきれいな広告である。
トレンチショップとは後のサービスセンターになった所かと思っていたが、丸郷やホビース商会のある内側通路、しかもCMCのすぐ近くにあったようだ。
この本は昔から持っていたのに、60年もそのトレンチショップの位置を勘違いしていたことがおもしろい。
MGCがアメ横に製品を卸さないことを決めた直後、売る物がなくなった中田商店は完全無可動の文鎮モデルを載せるしかなかった。読者にとってこれはかなり衝撃的だった。
このページにあるP38は実銃のようだが、次のページにはMGCの試作P38が紹介されている。
後に市販されたトリガー連動式ではなくブローバックの実験モデルだ。スタート雷管を使えば装填排莢はする。しかし耐久性その他に問題があったと考えられる。
初めてブローバックモデルが市販されたのは1968年頃のサブマシンガンだから、1965年時点ではハンドガンの強度問題などが解決されていなかった。軽いスライドのP38は簡単にブローバックする。しかし、鉄や真鍮と違って亜鉛のスライドにするとすぐ割れてしまったのではないかと思う。
MGCのニューモデルを紹介するページにCMCの広告が載っている面白い組み合わせだ。
モナカ構造のピースメーカーを除き、CMCが初めて出すモデルガンはガバメントモデルになった。
スイスの道路。