【リッパー】使う使わない問題 | 編・縫・織の暮らしの中で

編・縫・織の暮らしの中で

高野山ふもとにある織物の町に生まれ
糸や布に囲まれ育ちました。

和歌山県橋本市高野口町
洋服お直し
手仕事工房SUNNY店主

和歌山・霊峰高野山の麓 
田舎町のお裁縫屋
『手仕事工房SUNNY☀』
橋本市高野口町向島 09030394300
※R24 名倉東交差点は右折禁止です※

5/31㈬9時〜6時


さにーです。


お直しは、ほどく事からスタートする仕事です。

いつもこの4つを右手で持って、ミシンからミシンを渡り歩いています。



時々見かける

リッパーを使う使わない論争。



私の意見は

「どっちでもええやん💦」です。


職場でリッパー禁止なら、禁止。

洋裁教室でリッパー禁止なら、禁止。

お家で自分が『リッパー禁止』と決めたなら禁止すれば良い。


リッパー=危険な道具ではないと思います。

もちろんリッパーで生地を切ってしまう事はあるけれど、ハサミでも生地を切ってしまう事はあります。


リッパーが悪いのではない。

生地を切ってしまう自分が悪い。


縫い糸を抜いてほどく事が理想だと思います。

新品は抜きやすいけど、経年、洗濯で変わってくるし、同じように見える縫い目でも本縫いもあれば単環もある。ロックもあれば閂もあります。

スパンや綿糸など、糸の種類でも違うし、番手でも変わります。


どのほどき方が早いか、楽か、美しいか。

私はハサミとリッパーを使い分けます。手が勝手に使い分けてくれるので、無意識に何度も持ち替えます。


義務教育小学5年生で購入する裁縫道具にはリッパーが入っているので

文科省が推奨する裁縫道具なのだ。

縫い物をしない人でも、新しい洋服のタグを一瞬で切れたりと便利なので

リッパーは一家に一つあると良いな。


裁縫箱のリッパーは、お台所のピーラーと立ち位置が似てる気がする。