9/13㈫9時〜6時
★9/24㈯軒先で再織手織り販売★
さにーです。
私、衣類の素材にこだわりはありません。
自然素材でも化学素材でもOKです。
どんな素材にも一長一短があり、
それらの特徴を理解して購入・着用しています。
ー綿神話ー
綿こそ素晴らしい素材、という鵜呑みのような思い込みは危険だと思います。
まず、意識されていない気がしますが【綿は農作物】です。
米、小麦、とうもろこしや、じゃが芋、野菜と同じです。
天候などによって収穫が左右されるし、今現在の地球の環境では農薬がなければ大量栽培はできないです。
汗をよく吸ってお洗濯に強く丈夫で万能、そしてナチュラルなイメージではあるけど、地球上で一番農薬を使っている農作物は綿だと聞いた事があります。
少ない農薬で栽培されるオーガニックコットンがあります。ナチュラリスト贅沢気分で買い求める方がいますが、私はオーガニックコットンには手を出しません。普通の綿で充分満足です。
オーガニックコットンは、生まれたての赤ちゃん、医療用包帯など、皮膚の病気、お肌にトラブルがある人に優先してあげて欲しいです。
超偏見意見ですが。
オーガニックコットンアイテムは処方箋がないと買えないシステムになれば良いのに、と思っています。
同じ綿でも質感の違いはあります。
栽培されている国や気候・土壌の違いはもちろんありますが、
短繊維(たんせんい)と長繊維(ちょうせんい)の、綿花(めんか)の綿毛(わたげ)の長さ違いです。
ガサガサした肌触りは短繊維で
光沢があってしなやかなのは長繊維。
髪の毛の三編みで例えるとわかりやすいです。
しっとり艷やかな長い髪で三編みをすると美しくまとまるけれど、シャギーを入れた髪で三編みすると、毛先が飛び出てチクチクするでしょ。
綿糸(めんし)も同じで、そんな感じかな。超長綿(ちょうちょうめん)は最高級品です。
綿は染料との相性が良いので、色を楽しめる素材です。
ですが奇抜すぎる濃い染料は避けたいです。必要以上に濃い化学染料を使うのは、せっかくの自然素材なのに残念な感じがしちゃいます。←私の印象はね。
子供の頃、着色料がついたお菓子を食べると舌が赤くなりました。
今は着色料は規制され、そのような食べ物はなくなりましたが、繊維業界はどうでしょうか。
コロナ以降、必要以上に濃い染料の衣料が増えている気がするのですが、気のせいでしょうか。濃い緑の洋服が流行のようですが、度が過ぎる緑色は何だか不気味に感じる時があります。
※綿は後染め(製品染め 白生地で縫製仕上がり後、各色に染める)が出来る素材です。
※染色堅牢度という尺度もあります。
夏服は特にカラフルな色が多いです。
染料と汗は相性があまり良くないので、お肌が弱い人や乳幼児の衣料はデザインやお値段だけでなく色にも意識を向けて欲しいです。
国によって染料の規制が違うので、生産国に気をつけてね。(各自の判断でお願いします)
染の事は以後書きません。
綿は農作物なので作付け、貿易、為替などなど多くの国際問題が関わっているので私には難しいです。
私が伝えたいのは
☆『綿こそ安全』の思い込みはNG
☆綿は農作物
この2点です。
もう一度言いますが、綿はお米や小麦と同じ農作物です。
むやみやたらに捨てず大切に着用し、古くなったらお掃除に使うなどして、最後の最後まで使い切り、無駄にしないように扱いたいです。
今後、地球温暖化による国際的な食料不足になってくると、生きるためにはまずは米や小麦でしょ。今、小麦がどんどん値上がりしているし、マジで怖いです💦
いつまでも豊富に綿が栽培される保証はありません。
日本は資源がない上に災害が多い国です。必要以上の断捨離、衣類廃棄は考えものです。
綿は何にでも代用して使えます。
例えばですが、トイレットペーパー代わりになるでしょ。水さえあれば洗ってまた使えます。赤ちゃんのおしめは昔は綿です。
いつまでも、あると思うな綿と金。
そう思う時があります。
切り落とし部分でハンカチ(ふきん)を作り、一緒にお渡しさせて頂きました。
もったいないオマケです。
明日は絹です。