ヒダスカートの裾上げ下げのポイント | 編・縫・織の暮らしの中で

編・縫・織の暮らしの中で

高野山ふもとにある織物の町に生まれ
糸や布に囲まれ育ちました。

和歌山県橋本市高野口町
洋服お直し
手仕事工房SUNNY店主

テーマ:

夏休み中、お盆休み中に

ヒダスカートの裾上げ下げをする方
いるかな?
ちょこっと仕上げのポイントです♪
 
たくさんの丈詰めの場合
裾を切った方が、ごろつかず
スッキリと仕上がります
私の場合、お預かりの商品のため
切る場合は
保護者の方やご本人に念入りの確認をします
「ホントに切っていいんだね!?(ーωー)」
しつこいくらいに、確認します
そして
何センチ切るか を指定して頂きます
 
お安いお値段でさせて頂く分
後々トラブルにならないように
双方の話が行き違いにならないように
気をつけています
 
※中学生は、まだ身長は伸びます
高校生はそのお子さんにもよります
よく考えて指示して頂いています
 
切った場合、裾はロックミシンで端処理
ご自身のお子さんの裾上げで
ロックミシンがない って方
裾端を7ミリくらい折り返して
本縫いミシンでぐるっと縫っておく
そうするだけで、端がきたなくならいし
手で裾上げするのも、楽チンです
※↑
この場合、裾は三折りになりますので
多少ごろつきます
本縫いミシンをかけたところを
アイロンで潰しておくと
多少、ごろつきは改善されると思います
※蒸気を含ませてからアイロンを少し傾けて
エッジ(角)できつく押さえておきます
 
私はロックミシンで端処理します
派手にならない程度の色糸でロックをかけます
裾がチラッと見えたとき、可愛いから(*≧з≦)
完全に私好みに仕上げちゃいます♥

ブルー×グレー×イエロー
 
この場合も、ご本人ご家族に確認します
校則の厳しい学校は同系色が無難ですから
 
私は裾上げミシン(ルイス)を使います
超早いです♪
ヒダスカートでも5分かからないな~




手でまつる方がほとんどだと思います
ヒダスカートは距離が長いので大変です
裾の距離が長い場合、糸を長くしがちですが
短いほうが、まつりやすいです
それに、後から裾がほどけた場合
糸が短いと、ほどける箇所が最小限で済みます
糸が短い→玉止めが多い→ほどけにくい
 
裾上げが終わると、こんな状態


一端、裾を平らにプレスします 
すぐにヒダを取りながらプレスしない事!
すぐにヒダのプレスをすると
ねじれたり、きたなくなります


プレスは裏側からです
表は、アイロンの当たりが付きますし
テカリになります
一旦全部、裾を平らにプレスしてから
ヒダを取ってプレスをしていきます
ヒダを2~3本づつね
蒸気をたっぷり入れながら
アイロンを動かさず押さえつける感じです
心持ち ゆっくりです


プレスは面倒ですが
裏から平らにプレス
ヒダを少しずつプレス
そうすると美しく仕上がると思います

仕上がり~♪
 
裾を下げる場合は
裾をほどいてから一旦裏を平らにプレスして
折山を取ってから
まつって下さいね
 
そうすると、美しく仕上がります
 
面倒な一手間で
仕上がりって変わってきます
プレステクニックで
さらに仕上がりが変わります♪
 
一番良いのは、裾の上げ下げ後
クリーニングに出す事をオススメします
プレスの圧力が、格段に違いますので
ヒダが長持ちしますょ🎵
 
※あくまで私の方法です
よかったら参考にして下さいね(*^^*)