今回は、白血病治療中に起きた少し変わった話を書こうと思う。

 

私は普段4人部屋にいることが多かったが、治療内容によっては個室に移ることもあった。

その時に入っていた個室はかなり快適だった。

トイレ、洗面台、冷蔵庫が完備されており、部屋も広い。

入院生活の中ではかなり恵まれた環境だったと思う。

 

ただ、そこで受けていたのは地固め療法だ。

快適な部屋だからといって、治療が楽になるわけではない。

 

抗がん剤の投与が始まる。

するといつものように吐き気が襲ってくる。

トイレに顔を向けて何度も吐く。

とはいえ、ほとんど何も食べられていない。

出てくるものはほとんどない。

それでも吐こうとすると全身に力が入る。

そんな状態が続いていた。

 

異変

吐き気が少し落ち着き、ベッドへ戻ろうとした時だった。

お尻が痛い。

「あれ?」

と思った。

なんとなく嫌な予感がする。

恐る恐る触ってみた。

すると…

肛門のあたりが小指の爪くらい膨らんでいる。

えええぇぇぇぇーー!!!(;゚Д゚)

 

実は2年ほど前にも一度だけ同じようなことがあった。

その時は薬を塗ったら治った。

しかし今回は状況が違う。

私は骨髄移植を待っている白血病患者だ。

ただでさえ大変な治療を受けている最中なのに。

このタイミングで痔になるとは!!!

 

主治医の診察

私は主治医に相談した。

「痔になった気がします…」

主治医がお尻を確認する。

そして一言。

「あ〜、破裂したら大変なことになるから気を付けてね。」

いや、そんなサラッと言われても…

座るだけでもかなり痛かった。

とりあえず痔の軟膏が処方され、塗ることになった。

 

しばらくすると担当医がやって来た。

「ちょっと押して戻しましょうか。」

え?

押して戻るものなの?

そんな仕組みなの?

 

横向きに寝かされる。

そして担当医がお尻を押し始めた。

痛い!!!痛い!!!痛いって!(# ゚Д゚)

本当に痛い!!!

破裂する!!!

「ここ痛いかもしれませんね〜」

いや、もう十分痛いです!!!

 

担当医は最後に

「少し引っ込みました。」

と言って去っていった。

 

その後も毎日お尻を押され続けた。

押された後はヒリヒリする。

ベッドの上にいてもジンジン痛む。

免疫力が落ちているせいか、なかなか治らなかった。

 

骨髄移植後も続いた

結局、骨髄移植を終えた後もしばらく治らなかった。

約1か月間、医師と看護師によるチェックが続いた。

白血病の治療中に痔になる人がどれくらいいるのかは知らない…

 

恥ずかしくても正直に

痔は場所が場所だけに言い出しづらい。

しかし放置して良いことは何もない。

特に免疫力が落ちている治療中は、小さなトラブルが大きな問題につながることもある。

もし同じような症状が出たら、恥ずかしがらずに主治医へ相談してほしい。

 

 

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