骨髄移植、間質性肺炎、そして結膜炎の経過観察をしながら通院していた頃のことだった。

たった一つの水ぶくれ

ある日の夕食中、膝の裏に小さな水ぶくれが一つできていることに気付いた。

GVHDの影響で膝の裏はよく痒くなっていたので、「掻きすぎたのかな」と最初は思った。

しかし、血が出るほど掻いてしまったことはあっても、水ぶくれができたのは初めてだった。

 

そのわずか2時間後。

水ぶくれは5個に増えていた。

嫌な予感がした( ;・∀・)

免疫抑制剤を飲んでいると免疫力が下がり、帯状疱疹になりやすいと聞いていたからだ。

 

救急外来へ

帯状疱疹は、体の左右どちらか一方に水ぶくれが広がり、ピリピリとした強い痛みを伴う病気だ。

水ぼうそうのウイルスが体内に潜み続け、免疫力が落ちたときに再び暴れ出す。

 

この時点では痛みが全くなかった。

「帯状疱疹じゃなければいいな。」

そんな期待を抱きながら、その日の夜に救急外来を受診した。

 

主治医は不在だったが、当直の血液内科の先生が診てくれた。

「帯状疱疹かなと思って来たんですが…」

そう伝えると、

「帯状疱疹だと思います。」

と即答だった。

やっぱりか…

 

翌日から始まった激痛

帯状疱疹の薬、バルトレックス(バラシクロビル)を処方してもらい帰宅した。

早期発見だったし、きっと大丈夫だろう。

そう思いながら、その日は眠りについた。

 

ところが翌日、水ぶくれは一変した。

今度はピリピリと焼けるような強い痛みが始まったのだ。

 

帯状疱疹のウイルスは神経に潜み、神経の中で活性化する。

そのため、電気が走るような神経痛が起きるらしい。

かなり痛かったが、「薬が効くまでは我慢だ」と思い耐え続けた。

 

歩けないほどの痛み

しかし、数日後にはさらに悪化した。

水ぶくれだけではなく、膝関節と股関節に激痛が走り続けるようになった。

痛みで眠ることができない。

歩くことすらできない((((;゚Д゚))))

 

部屋のすぐ隣にあるトイレへ行くこともできず、家族に尿瓶を買ってきてもらうほどだった。

もう我慢できるレベルではなかった。

 

また始まる入院生活

病院へ連絡すると、「すぐ入院しましょう」と言われた。

こうして私は、また入院生活を送ることになった。

骨髄移植、間質性肺炎、皮下気腫、そして今度は帯状疱疹。

何回入院を繰り返すんだろう…

 

 

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