骨髄移植後は、少しずつ白血球や血小板などの数値が回復し、一般の人と変わらない数値に近づいてきた。

体調が落ち着くにつれ、退院に向けた準備も始まった。

 

担当看護師が、ときどきクイズを出してくる。

服用している薬の名前を言われ、その薬が何のための薬なのか答えるというものだ。

ちなみに、その後も何度か入院したことはあるが、このようなクイズを出されたのはこのときだけだった。

移植患者なので特別に注意をしていたのだろうか。

 

退院後の生活ルール

退院後の生活で注意することが書かれた紙も配られた。

感染症にかかりやすいため、生ものは禁止。

生卵も2年ほど食べてはいけなかった気がする。

卵かけご飯が好きな私には一大事だった( ;・∀・)

その他、プログラフを服用しているせいでグレープフルーツが食べられない。

白血病になる前はグレープフルーツジュースをよく飲んでいたが、移植後は一度も口にしていない。

 

その他にも、

・外出時はマスクを着用すること

・部屋を清潔に保つこと

など、感染予防に関する注意事項がたくさん書かれていた。

ちなみにサイトメガロウイルスというヘルペスの一種にかかりやすいらしい。

 

まさかの宣告

肺炎で再入院する患者が多いと聞いていたので、看護師に聞いてみた。

「肺炎になりやすいそうですけど、本当ですか?」

看護師が答えた。

「大体、皆さん肺炎にかかられますね。」

 

「気をつけていたら大丈夫ですか?」

そう聞くと、

「いえ、多分sunきりんさんもかかると思います。」

と、あっさり言われた。

 

「手洗いもうがいもしっかりしますよ。」

と言ってみたが、

「う~ん、それでも入院することになると思います。」

と看護師が言った。

 

ええええぇぇぇ!!!∑(゚д゚;)

退院前なのに再入院確定宣言されていく〜!

 

担当医と看護師が言い争いになったときから思っていたが、私の担当看護師は思ったことをはっきり言うタイプだった。

普通なら、

「気をつけていれば大丈夫だと思いますよ。」

と優しく励ましてくれそうな場面だ。

でも私は遠回しに言われるより、はっきり言われる方が好きなタイプなので、特に嫌な気持ちにはならなかった。

 

 

さらに看護師が続けた。

「あと、膀胱炎になる人も多いですよ。」

「どうやって治すんですか?」

「薬を飲みますけど、尿道に管を入れることもあります。」

 

いやああああぁぁぁぁぁ!!!(;゚Д゚)

 

あの尿道カテーテルだけは、もう二度と経験したくない。

「膀胱炎を予防するにはどうしたらいいですか?」

「水分をしっかり取って、トイレを我慢しないことですね。」

水を飲み続ける日々

まだ退院前だったが、その日から私はウォーターサーバーへ何度も水を飲みに行くようになった。

退院後の生活でも感染症には気をつけていたが、それよりも意識して水を飲むように心がけていた。

もう二度と尿道カテーテルを入れたくなかったからである。

 

 

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