慌ただしく入院したが、その数日後、主治医から病気についてちゃんとした説明があった。
突然の白血病宣告の後、遠方にいた両親と兄弟がこちらへ来たときのことだ。
白血病のパンフレットを渡されて、病気の説明を受ける。
そして5年生存率の説明が始まった。
白血病にかかった人が5年後に生きている確率の統計だ。
「骨髄移植を行わなかった場合は20%程度です」主治医が言った。
「移植を行うと50〜60%程度です。ただし、移植を行った日から数日間で生存率がガクッと落ちます」
つまり、移植を行わなければ例えば2年ほど生きられたかもしれなくても、3か月後に移植を行った場合、移植そのもののリスクが高いため、3か月と少ししか生きられないかもしれないというのだ!
移植というリスクを避ければダラダラ生きられるかもしれないが、最終的に5年後20%…
移植だと生存率は高めだが、移植後数日で死んでしまうかもしれない…
究極の選択だ!(;゚Д゚)
いや、そもそも移植してもコインの表裏に自分の命を賭けるような確率だ…誰もそんな賭けしたくない!!!
でもしなければサイコロの目を当てるぐらいの確率になってしまう…それも嫌だ!!!
でもどちらかを選ぶしかないのだ(>д<)
あとは、骨髄の型が合うドナーさんが見つからないと移植は出来ない。
説明の場の空気は重かった。
家族も型の検査をしたが私とは型は合わなかった…
このときの私は移植に傾いてはいたが、リスクのことが気になって完全には決めかねていた。
あと、移植となると入院中の病院では対応できないため、実家のある大阪の病院へ転院することとなる。
関東から大阪へこの体で移動出来るのか…
一応移植の方向でということを主治医に伝えて、その説明の場は終わった。
ベッドに戻った後も言われた確率の数値が頭から離れなかった。
命を賭けてコイントスするやつなんているかよ!!!( ;∀;)
そう思ったけど、自分はもうその勝負から逃げられない。白血病になったのだから。
その日から骨髄移植は生存への希望ではあるが、恐怖もあわせ持つものとなった。
型の合うドナーさんを待つんだけど、見つかったらそれはそれでちょっと怖い。そう思い始めていた。
注:今は新しい薬も出て抗がん剤だけの治療でももう少し生存率は上がっていると思います
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