【中日はいつなんだろう】

 選挙戦もすでに「中盤」なのだそうである。だが、選挙中という実感がまるでない。投票入場券こそ送られてきたが、選挙カーの音声がまったく聞こえないのだ。情報によると、サナエちゃんが当地を訪れたという。安倍政権の重鎮だった人物の息子の応援のためなのだろう。一般有権者など眼中になく、どこかで誰かに訴えるに過ぎなかったのかもしれない。

【文春の予測】

 週刊文春に「全選挙区当落リスト」があるので購入した。それによると、自民は203と議席を伸ばすが、維新が29と減らすので計232となる。与党系無所属を入れてようやく234、つまり解散前233議席とほとんど同じである。与野党の勢力は変わらない。800億円もかけて、一体、何のための解散総選挙だったのだろう。

 今後の情勢の変化で、議席は予想と異なるかもしれない。自民が小選挙区で取りこぼし、中道が比例で上乗せするような事態である。そうなれば、高市政権は約束通りに退陣、新首相の指名となる。もっとも、したたかなさなえちゃんのことである。公約なんか何のその、議席増の参政党を引き込んで、国民の信を得たなどといい出すかもしれない。

【出涸らしの説教】

 今日の朝日新聞「天声人語」は、落語の「二番煎じ」を持ち出して、各党の消費税減税公約にイチャモンを付けている。「みんなが言うから言うしかないのか」というのである。その上で、以下のように続ける。

 「国債発行残高は1千兆円を超えており、国の財政は厳しい。消費税は医療や年金などの社会保障に使われている。下がったりゼロになったりすれば、巨額の財源が必要になる。…大きなツケを次世代へ回すことになったらと、心配になる」

【ご隠居の繰り言のような】

 物価抑制効果も疑問なのに、借金があり、欠かせない支出もある。代替財源を示さなければ次の世代へのつけ回しになるから心配だ、というのである。その「憂国」の上には心うたれる。我々も見ならい、「二番煎じ」も「長屋の花見」も自粛しようではないか、という気になる。

【プーチンのような】

 ただ、朝日新聞のお好きな良い子の民主主義との整合はどうするのだろう。消費税減税に反対する「みらい」の予想議席数は僅かに1である。国民の圧倒的な意思は明確に減税なのである。その主権者の選択を無視する根拠は何なのだろう。

 一般大衆とは異なる高偏差値大卒記者による理性的考察とやらなのだろうか。でもそれってほとんど、バカの意見はどんなに多くとも無視していいということだ。プーチンの論法だよね。

【みんなと同じようになるように提言する】

 朝日新聞には、他者に対する心配だけでなく、「目先の利益」を超えた対応を期待したい。8%軽減税率を返上して、「みんなと同じように」10%の消費税を払って欲しい。そうすれば、僅かながらではあろうが財政再建に寄与し、社会保障充実を実現し、次世代へのツケ回しを回避できる。何よりも、抜け駆けをして自分らだけ難を逃れているという世間の評判を覆し、信頼回復による部数増加を招来することだろう。是非とも決意、実行して欲しいものである。