【引きこもり】

 予報通りに暖かくなるかと思ったが、風があるためなのか寒い。晴れてはいるが、外に出る気にならない。

 また、些事が積み重なってその処理に狼狽え、時間を浪費している。それも外に出られない一因である。

【うまくいかないかも】

 さて、臨時国会が閉じられた。成果は特になく、将来に対する不安の種が蒔かれたのみである。来年は、各種の国民負担増を財源とする軍拡が進み、米価は乱高下し、金融市場は崩壊する恐れがある。国民は逼迫、困窮するだけではすまないかもしれない。

【馬鹿の一つ覚え】

 高市はワークライフバランスを否定し、長時間労働を称賛、実践している。経済界は大歓迎である。だがそれは、日本経済が生産性向上によって発展する力を失ってしまったことを意味するだけである。企業の経営者が、従業員を長く働かせる他に利益実現の方策を考えられなくなっている。規制緩和の謳い文句を掲げて、公然と非人間的労働を称揚する。有り体にいえばオバカなのである。

【レミングのように】

 追いつめられた国民は、教室で弱い者いじめをするように、弱者を探し出し、攻撃して鬱憤を晴らすしかない。対象となるのは生活困窮者であり、外国人である。彼らは、労働力不足を補う貴重な人的資源であり、その毀損は自分の首を絞めることでしかないのだが、見境なくたたきつぶす。票が欲しい政治屋どもがそれを煽る。衰退する集団特有の自滅行為である。

【あるいは淀君の思い】

 僅かに期待できることといえば、煽動者達の退場である。どなた様も御高齢、病持ちなので可能性がない訳ではない。その後にとんでもない無秩序となる怖れがないでもないが、とりあえずは願望するしかない。まるで、家康の逝去を願う秀頼のような心情である。