【虎トラトラ】

 開戦記念日の新聞は遼寧艦載機のレーザー照射一色のようである。まあ、琉球列島を抜けて太平洋に出てきて軍事訓練をやっているのだから、日本にケンカを売っているのも同然である。近づけば威嚇してくる。その咆哮に、国際法その他の常識が備わるはずなどない。かつての南朝鮮同様である。お互いに確信犯なのだから、それほど驚く必要はない。

【平和を愛するお嬢様】

 驚いたのは、今日の朝日新聞の「平和願う世界の若者』という記事である。東京都在住の18歳の女性が「世界各国の平和を願う若者のネットワークづくりに取り組んでいる」という内容である。

 この女性、只者ではない。「海外からの留学生が生徒の75%を占める全寮制の国際高校「ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン」を5月に卒業」している。3年間の学費が2000万円を超えるというから、お嬢様なのである。記者のお友達なのかもしれない。

【片棒担ぎ】

 祖父母が「五井平和財団』に関与とあるので調べてみたら、宗教系の団体である。祖父が創立者なのだ。副理事長の同姓の女性は母親なのだろう。そういう素性なのである。ただの普通の女の子、「東京都在住の18歳の女性」などではない。

 したがって、その「平和運動」は彼女の個人的信念からではなく、組織活動の一環である。朝日新聞で報道されれば、レーザーへの危機感から接近する一般市民が出てくるかもしれない。そうなれば、この記事は宗教団体の宣伝記事になる。

【営業圧力なのか】

 朝日新聞が、創価学会や旧統一教会の活動を肯定的に報じることなどあるだろうか。彼らも家族だ平和だと宣うのが常である。この組織の例外扱いがデスク承認済みだとしたら、異様である。

 まあそのうちに、みすず学苑の広告のとなりに白光真宏会の宣伝が掲載されるのかもしれない。白い光の照射である。