普段から休みの日の方が多いので、実感はないさんちゃんですこんばんは。 今日は相方みかんが、会社の引っ越しのため出勤しており、まだ作業中らしい。
どうせ一人なので、母の日前倒し実行しようと思い、群馬県高崎まで買い物にいった。 買い物の中身 がこれ↓
前橋市民には懐かしい「片原饅頭」である。残念ながら、1832年創業であった旧片原饅頭は、1996年に閉店してしまった。
甘みを抑え、皮が固めの「酒まんじゅう」、と、表現してしまうとどこにでもありそうな「酒まんじゅう」になってしまうのであるが、ここの饅頭は、文字であらわすと、
「酒! まんじゅう」
と言う感じで、酒と饅頭の下に敷いてある杉の香り強さが特徴であったと記憶している。
社会人になってからは、前橋に行く用事があるたびに、50個大人買いをして母へのみやげにしていた。そんなに買ってどーすんのよ、と問う人もいるだろうがまあ、名古屋の方なら「納屋橋饅頭」のような食べ方をするものだと思っていただければよろしいかと。
で、製造する志満屋が閉店した時には母はそれはそれは悲しんだのであるが、群馬の元競輪選手が、志満屋の元職人頭に習って片原饅頭を復活させたことを何か月か前に知った。
うちの母は実利主義なので、毎年贈っている青いカーネーションは1年目以降喜ばなくなった。
片原饅頭ならそんな母にもよい手土産であんべ?(←群馬弁)
というわけで、饅頭買うためだけに行ったさ、高崎。往復約4時間、滞在時間わずか20分。
オトコマエだな>わし。
「わざわざ行ったの?馬鹿だねーww」
という母も、最近になくテンションアップ。

で、そのお味であるが。
本家本元よりかなり上品だ。確かに甘さ控えめ、酒の風味もかなり近い。木の香りもする。薄目の餡は、多分本家より高いものを使っている。
うん、美味しいよ。前のより万人受けはするかもしれん。
が、なんていうんだろ、久々に競馬を見に行ったオールドファンが、
「おっ!福永?? あれって大けがしなかったっけ??」
と、福永洋一だと思ったら、福永祐一だった、って感じ。
上手い(美味い)んだろうが、、、なあ・・・
なんというか、強烈な癖でもそれが魅力、が控えめになっている。
6時間ぐらいすると皮が固くなるらしいので、それを今待っているところ。
確か皮が結構固かった記憶があるので。
(後日談:出来立てよりも皮が固くなってからの方が美味しいです)
ところで、本家片原饅頭が閉店したのは、後継者不在であったと聞いた。
一人息子さんが、学者さんになったとか。まいたか(前橋高校の地元発音)出身らしいね。
まあ、他人の人生なので外野がどうこういうことはないのだが、
原嶋屋さん(前橋の焼きまんじゅう本家)の若旦那もまいたか出て店継いだんになあ、
と、農家脳で残念がってみる。
いっさき(伊勢崎)の上村パンさんとこの若旦那もまいたか出てパン屋継いだんべ。(←だから大きな世話だってば)
あー、うちの従弟もまいたか出てるが、叔父の工場継いだのは、他に勤めることができなかったまいたかじゃない方の次男なのは公然の秘密だ。
★本日の結論:わしの母にとっては「花より饅頭」
カーネーションより、こっちの方がいい、とのことであった。