健康エリート | 週刊さんでいリターンズ

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起業系コメントが面倒になったので(わしはまだ病院にいたいんだお)、コメントは承認制にしました。基本知ってる人のコメント以外は承認しませんのであしからず。1日10人も見にこないブログで営業しても効果は少なかろうになあ、ご苦労さま。まあ、頑張ってくれ。

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桜ももうほとんど終わった。
アフリカにも、「ジャカランタ」という似た木がある。満開の時はさくらのような形態で、藤よりももっと派手な紫だ。10月にタンザニアに行った時まさにシーズンで、ところどころ散った後の紫の絨毯が出来ていた。夢のように鮮やかな花だった。もう一度ジャカランタ並木を見たい。

分類では、シソ目のノウゼンカズラ科だそうで、葉はネムノキのような複葉が基本なのか・・・今さっき知った。そういえば確かに桐に似ていた。


それはおいといて。

仕事もいよいよお客様から戦闘員になりつつある。月曜は、一日ほぼ立ちっぱなしでいたら、足指と、重心がかかるところに痛みが出た。とほほ、このぐらいでへばっているようでは先が思いやられるぜ・・・

それから、通常の臨床以外の仕事準備にかかっている。そこで健常高齢者とお話しする機会がある。

一般に、病院に来られる患者さんは、年齢よりも体力が劣っている。それは病気で体力が失われたのか、体力がなかったから病気になったのか、もちろん両方とも当てはまる場合もあるだろうが、どちらにしても病気を持っていて体力が年齢以上、ということはほぼない。

ところが、健常高齢者の場合は、年齢水準よりも20歳以上若い体力を持つというのは珍しいことではない。それは標準の計算がどうなっているのだろうかと思うのだが、(病気を持つ人といっしょくたに平均を取っていたら、健康でいられるための年齢相応の体力としては全然あてにならない自己満足のための数値であるから)思うだけでなくて、明日職場で調べろよ>自分、と自分に課題が帰ってきた。うわあ。


相変わらずすぐに話がそれてしまうのだが、そうじゃなくて。
身体年齢がお若い高齢者の方の話なのだが。

当然、我々としては、何が良かったから身体機能が保てているのかを知りたい。そして、つい、「何か目標をもって動いていらっしゃるのですか?」と尋ねてしまう我々。

その場にいらした健常高齢者からそろって聞かれたお言葉は、

「目標・・・ないわねえ」

あははは。「何か原因があるから健康なのだ」と考えるのは、我々の悪い癖かもしれない。
たぶんね、顔がきれいに生まれる人がいるように、健康エリートとして生まれる方がいらっしゃるのよ。

残念ながら、癌の家系の方は癌になりやすいし、糖尿の家系の方は糖尿になりやすい、これはもう遺伝子レベルの問題で、快楽に任せて生きているとまず逃げられない。

わしも糖尿の血統で、毎晩つまみと晩酌をして、だらだら太ったら境界型糖尿病まで行った。ものすごく運動してようやくまあ健常なレベルに戻したが、今でも甘いものを食べた後の2時間後の血糖値は110を越えているので安全とは言えない。・・・快楽にまかせてはいけない、というと日本人の場合非科学的なダイエットや怪しい食品に走りやすいのだが、その関連は触れたくないので止める。(その関連のコメントは削除します)

わしら、こういう仕事をしていると、つい「目標を持つこと」に過剰な幻想を持ってしまうのであるが、どんな世界にも天才、エリートというのはいて、天才は凡人が努力したものをすっ飛ばしているのだなあ、と改めて思った。とほほほ。

まあ、健康面でいってもこの歳から持病を持ってしまったわしはあらゆる面で凡人だわなあ、ま、仕事柄人並み以上に努力はするが、ぼろぼろになるまで無理はもうしない、たぶん。


野生のダチョウ。
確かに飛べないのにもこもこと野暮ったい羽はぼろっちい。

が、ダチョウが羽をなびかせて広い草原を全速力で走る姿を見たら、高村光太郎は「ぼろぼろな駝鳥」とは言うまい。が、あの羽の意味はますますわからなくなるかもしれない。

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